久しぶりに映画で泣いた。アカデミー賞を6部門を受賞したから、さぞや満席!と思って予約していったら、あれれ・・・結構ガラガラ・・・なぜ?でも、ゆっくり映画に浸ることができたからよしとしよう。

映画が始まると・・・前評判通りのスタート。ワクワク感が高まります。この映画の感想をいろいろなところで見たけど、このスタートが素晴らしいというところ多数。なるほど・・・こう来たか。これがまたこの先の伏線がいっぱい。先の感想では映像の素晴らしさばかりが目についたのですが、私は音楽。人は誰だって忘れられない音楽があるはず。この音楽が流れていた時に一緒にいた人がいたなあとか、失恋したときに繰り返し聞いたなあとか・・・。

この映画に挿入されていた音楽に私は感情を揺さぶられました。主人公のライアン・ゴズリングが最高に良かった。本当にゴズリングが弾いているのか、あのピアノ!!ピアノを弾いている横顔が素敵。パタリと落ちている一筋の髪の毛がセクシーなこと。愛する人のためにあえて離れることを決意し、5年後に再会。そのときのゴズリングの目の動きの演技に号泣。5年間自分が側にいたなら、今愛する(愛した?)人の横には自分がいたはず・・・でも今の彼女は幸せそう。祝福したいけど、でも・・・そんな気持ちの葛藤を表す目の動き。すばらしい。もう一度観たい、そんな映画です。