夏の間お休みしていたお花の宅配便。9月から再開していますが、やはり、生花があるのは良いです。ほんと・・・。今は、玄関に置いていますが、外出時、帰宅時にお花が迎えてくれるというのは、なんだか心を癒してくれるようです。特に今回の花は、ワレモコウが入ってました。地味な花なんですが、健気で好きです。

ワレモコウは、いろいろな字が当てはめられるようで、「吾木香」だと、日本(ワレ)の木香の意で、根が木香に似ているからこの名前が付けられたとか。「木香」とはインド原産の菊科の根のことで、強い芳香があり健胃剤、防虫剤としても使われるそうです。「吾亦紅」和歌、俳句などで一般に使われる。われもまた紅い、との意味で、私は、この字を当てはめられているのが好きです。「割木瓜」だと、「木瓜(もこう)」は鳥の巣と卵を表した漢民族の丸い模様のことで、ワレモコウの小花の形が、割れ目を入れた木瓜の模様に似ているからとのこと。            
・10月28日の誕生花で、花言葉は、「愛慕」。

俳句では、「吾木香  すすきかるかや  秋草の  さびしききはみ  君におくらむ」  若山 牧水                 
「吾も亦(また)  紅(くれない)なりと  ひそやかに」  高浜虚子 が、代表的です。でも、なんだか寂しく、やはり健気な感じがします。

 

茶色の小さい玉のような花がついているのが吾亦紅です。