今さかんに流れているACジャパン(旧公共広告機構)のCM。今年の全国キャンペーン「イイトコメガネ」。
https://www.ad-c.or.jp/campaign/self_all/02/
これは、大人になると、人の悪いところばかり目につきがちだけど、良いところを見ようとちょっと意識するだけで、見逃していた良いところってたくさんあるはず。イイトコが見つかると、ほめる言葉が増えて、好きな人が増えて、毎日がもっと楽しくなる。だから、子どもたちには小さいときから、人のいいところを見るようになってほしい!という思いを込めたCMらしい。私は、このCMを見ると、本当にそうやなあと思うんです。年を重ねるごとに人のアラばかりを探すようになっている気がします。でも、どうせ探すんだったら良いところを探した方がお互い幸せになる気がする。でも、それは、決しておべんちゃらであったらダメだんですよね。阪神淡路大震災や東北大震災の時でもインパクト強いメッセージを発信していたACジャパン。しかし、そもそもACジャパンのことって詳しく知らない気がする。ホームページを見てみると(以下抜粋)・・・
https://www.ad-c.or.jp/index.html
ACジャパンの誕生は1971年。大阪万博の翌年、日本中が好景気にわきたっていたその年に、大阪で関西公共広告機構が誕生しました。
提唱者は当時のサントリー社長佐治敬三氏です。佐治氏はアメリカAC(The Advertising Council)の活動を知り、研究され、これを日本で実現したいと考えました。「環境汚染」「公共マナーの悪化」「人間関係の希薄化」など、景気上昇の陰で出はじめた社会のひずみに光をあて、みんなで考えるきっかけをつくりたい。そんな思いが、「企業が少しずつお金を出し合い、世の中のためになるメッセージを、広告という形で発信しよう」という呼びかけになりました。広告の仕組みを社会貢献に生かそうという考え方です。一般企業、メディア、広告会社がこれに呼応し、114の会員数での出発になりました。初代の会長に芦原氏、理事長には佐治氏が就任しました。初年度の広告媒体費は1.7億円とまだ規模は大きくありませんでした。
1974年には、社団法人・公共広告機構として認可され全国組織になります。その後全国8箇所に事務局が置かれるようになり、現在の体制が固まりました。そして40年の長きに渉り、延べ500を超える公共広告キャンペーンを展開し続けてきたのです。
2009年7月、公共広告機構からACジャパンと名称を変更します。そして、2011年には40周年を迎え、内閣府の承認を得て、公益社団法人としての活動をスタートさせました。
なるほど・・・。