以前勤めていた会社にあった蘭を、社の引越しのときに自宅に引き取って半年、どんどんつぼみがつき、いっぺんに開花。そんなに一気に咲かんでいいやん、というくらい、咲き始めました。蘭の名前は、『キャンディガール さっちゃん』というそうです。何ともかわいい名前、にしては、この咲き方は異常です。室井佑月さんの小説「ドランゴンフライ」の主人公(OLから銀座のホステスに育っていく話)が、胡蝶蘭は銀座の花。でも、その胡蝶蘭の植木鉢には土が入ってなかった、という一説があったけど、この『キャンディガール さっちゃん』は、しっかり、土に根を張って、がんばって咲いているのを見ると、いとおしくなります。