毎朝読んでいる読売新聞の生活欄にある人生相談のコーナー。いろいろなご相談があり、同じような悩みに共感したりして楽しみにしているコーナーの一つです。さらに回答にも興味が高く、同感と感じたり、それはないやろ~とつっこみを入れたくなったり、いつも自分やったらどのように考えるかと思うのも一つの楽しみです。・・・。そして、今回は40代女性、離婚して母親と二人暮らし。大好きな父親も他界して不安だらけ、不幸せと感じているとのお悩み。それに対して、出久根達郎氏の答えは・・・私、人生相談の回答者の中で出久根氏の回答が一番好きです。相談者に媚を売ることなくズバッと本質をついてきます。今回も、
「しあわせの価値観は人それぞれ。定型も決まり事もない。あなたがしあわせだと思う形で生きているならそれでよい。人の意見に合わせる必要もない。将来の不安は誰にでもある。それとしあわせ・ふしあわせとは関係がない。不安でさまざまなことを考える人がふしあわせというなら、このようはふしあわせで満ちている。そうじゃない。不安を克服して生きていくことが、しあわせとかんがえればよろしいのです。屈伏してたまるか、と反発し、葉を食いしばってこらえ、懸命に再起する。それはしあわせなことなのです」と。時を同じくして、「苦」とは、自分の都合通りにいかないときに感じる思いである、との言葉にも出会いました。苦しいなあ、しんどいなあと思う時は、必ず自分の都合通りに行っていないときなのです、と。自分の都合通りに行くことってあんまりないし、都合通りに行かそうとすると不協和音が起こる。自分だけ・・・と悩んでいるときは思いがちだけど、そうじゃない。誰でも一生懸命生きているんだと勇気をもらえて、また生きていこうと思う。