読売新聞 朝刊「いずみ」から。
月の周囲に同心円状に大きな光の輪が広がる現象を「月暈」(つきがさ)というそうです。
19日深夜から20日未明にかけて、近畿各地で観測された、というもの。「いずみ」が兵庫県立西はりま天文台に聞いたところによると、上空を漂う薄い雲をつくる氷の粒がプリズムとなって、月の光が屈折する現象、とのこと。写真が掲載されてましたが、とても神秘的な、かぐや姫が舞い降りて来そうな感じを受けるくらい、美しい現象です。
自然が醸し出す現象は、あるとき、この世のものとは思えない美しさを出すことがあります。
以前、奈良県宇陀郡大宇陀町に「かぎろひ」を見に行ったことがあります。「かぎろひ」とは、厳冬のよく晴れた早朝、太陽が水平線上に現れる約1時間前に太陽光線のスペクトルにより現れる最初の陽。この「かぎろひ」現象も、不思議で神秘的な現象。しかし、結局、寒空に3時間くらい待っていたのですが、「かぎろひ」は、現れてくれませんでした。
ひむがしの 野にかぎろひの立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ (万葉集 巻1-48) 柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)が、猟を始める払暁の雄大な情景を歌に詠みこんだ、と言われています。
「月暈」
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080121p401.htm
月の周囲に同心円状に大きな光の輪が広がる現象を「月暈」(つきがさ)というそうです。
19日深夜から20日未明にかけて、近畿各地で観測された、というもの。「いずみ」が兵庫県立西はりま天文台に聞いたところによると、上空を漂う薄い雲をつくる氷の粒がプリズムとなって、月の光が屈折する現象、とのこと。写真が掲載されてましたが、とても神秘的な、かぐや姫が舞い降りて来そうな感じを受けるくらい、美しい現象です。
自然が醸し出す現象は、あるとき、この世のものとは思えない美しさを出すことがあります。
以前、奈良県宇陀郡大宇陀町に「かぎろひ」を見に行ったことがあります。「かぎろひ」とは、厳冬のよく晴れた早朝、太陽が水平線上に現れる約1時間前に太陽光線のスペクトルにより現れる最初の陽。この「かぎろひ」現象も、不思議で神秘的な現象。しかし、結局、寒空に3時間くらい待っていたのですが、「かぎろひ」は、現れてくれませんでした。
ひむがしの 野にかぎろひの立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ (万葉集 巻1-48) 柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)が、猟を始める払暁の雄大な情景を歌に詠みこんだ、と言われています。
「月暈」
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080121p401.htm