書店で表紙が何とも楽しそうなので手に取った一冊。著者の畠中恵さんは、もともとは漫画家のようです。そして、「しゃばけ」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞されているとのこと。「しゃばけ」シリーズが人気とのことで、この「やなりいなり」も「しゃばけ」シリーズの一冊です。
本書は、江戸有数の薬問屋・長崎屋の若旦那・一太郎を中心に話は進みます。一太郎は、からだが弱く屋敷の離れに住んでいます。その離れには妖たちが同居しており、一太郎を守っています。一太郎も妖たちが見え、毎日愉快に暮らしているのですが、この妖たちが何とも愛らしい。一太郎の袖の中に隠れていてお菓子をねだったり、情報網として活躍したりしています。話も別の妖怪たちが引き起こす騒動を解決していくのですが、なかなか最後に「そうだったんや~」と思うことしばしば。正直はじめは、ちょっと退屈な物語だと思っていたのですが、読み進んでいくと、妖たちの活躍に引き込まれていました。これも妖たちの仕業?
やなりいなり
畠中恵著
新潮文庫

本書は、江戸有数の薬問屋・長崎屋の若旦那・一太郎を中心に話は進みます。一太郎は、からだが弱く屋敷の離れに住んでいます。その離れには妖たちが同居しており、一太郎を守っています。一太郎も妖たちが見え、毎日愉快に暮らしているのですが、この妖たちが何とも愛らしい。一太郎の袖の中に隠れていてお菓子をねだったり、情報網として活躍したりしています。話も別の妖怪たちが引き起こす騒動を解決していくのですが、なかなか最後に「そうだったんや~」と思うことしばしば。正直はじめは、ちょっと退屈な物語だと思っていたのですが、読み進んでいくと、妖たちの活躍に引き込まれていました。これも妖たちの仕業?
やなりいなり
畠中恵著
新潮文庫