先日、ポニョがめでたく初めてのバースディを迎えました💖

日本で過ごしたので、日本人らしく一升餅でお祝いしたのです

👩‍🦳『風呂敷で一升餅を包み、たすき掛けして背負わせるのよ』

👩『危ないから、きちんと手は添えてあげててね』

伯母や従姉たちから教えてもらいながら…

ポニョは

🐟『重いよぅ…誕生日だっていうのに、なんてことするんだよ😭』

と言わんばかりの怪訝な表情

後ろのめりになってしりもちついたりしながら動揺隠せずギャン泣き💧

それが微笑ましくも可笑しくて、みんな大笑い

そしてこの一升餅をみんなで分けて食べました

なんとも手荒すぎるお祝いで、私のなかでは初めての誕生日に背負わせるお祝いの一升餅は【しりもち】といったインパクトが強くなっちゃいました(笑)

これこそ、まさしく『七転び八起き』ですね

それでもね、ポニョが背負ったこのお餅は、とっても美味しかったです😋💕(親バカ!)


そんなわたくしでも、今、切実な悩みがあります

先日、ブロ友さんのblogを拝見して、つくづく考えさせられたことです


近年、世界では重国籍を認める国々が増えてきてます

アジアでいうのならフィリピンをはじめ、ベトナム、韓国etc…

国際結婚などプライベートでのグローバル化にわたり非合理な混乱を避けるためにも、カズオ・イシグロ氏や中村修二氏など外国籍者であるかつての日本人がノーベル賞受賞したとき、優秀な日本人を外国へ流出させないためにと、日本国内において重国籍を合法にすべきだといった声が多数あがったそうですね

けれどそのような声は虚しくも日本政府に届くことはなく、現行において逆行しちゃっています

【民法の一部を改正する法律】の成立を受けて、成人年齢が引き下げられたことに伴い、国籍法についても改正されたため、重国籍に基づく規制も今年2022年4月1日より強化施行されてるようです


かれこれ昔、私がハイスクールに通ってた頃のことです

アメリカに於いて

🍋『どうやら日本では二重国籍を認めていなくて、22歳までに国籍をひとつに決めないといけないようなんです』

🇺🇸『…そう言われてもねぇ。アメリカは重国籍を認めてますよ。貴女はアメリカ市民の父親とGC所得した母親との間にアメリカで出生されてますから、列記としたアメリカ市民でしょう。日本が二重国籍を認めてないっていうのは、あくまで日本側の都合にすぎず、アメリカの知ったこっちゃないのです。もし日本からどちらかを選択するよう催促されたとして、貴女が仮に日本籍を選んだとしてもアメリカ国籍を失うことはないのですから』

🍋『なんですって?!┐('~`;)┌omg もし私が将来日本籍を選んだとしてもアメリカ籍を失うことないって…それってどうゆうことですか?』

当時まだ疎かった私は、相手の言うことをきちんと理解示せずに、こんな質問を投げかけたのです

そしたら

🇺🇸『正しく非合理ってことなのです』

ぶっきらぼうに返されてしまいました

真顔真顔

忘れもしません

係員であるこの中年女性はあたかも面倒くさそうに、『厄介なこと言ってこないでよ!!こんな子どもに説明してる時間も無駄だわ!!私に余計な仕事を増やさないでちょうだい!!』といわんばかりの応対をしてきたのです

ずっーとアメリカで暮らしていたなら、きっと、あまり気にもとめないことです

けれど、日本での暮らしを味わってしまうと、アメリカでのこういった応対に唖然としガッカリさせられちゃうこともあるのです

🍋『そうですか。わかりました。けれど、非合理であろうとなかろうと、あなたプロならば、私が尋ねたことにきちんと納得いくよう答えていただきたかったわ。残念ですが、どうもありがとう』

面と向かってだったから言えた皮肉まじりの言葉をのこして、その場をあとにしました

今となってみれば、相手が自分の思うような反応ではなかったからといって、いちいち気を揉んでしまった私はとても幼すぎたと思えるのです

そして、もっと勉強してから尋ねれば良かったのだとも省みます

プロである彼女に期待しすぎてしまったのです

大人に対する反抗期!?であったかもしれません

もちろん、彼女の仰有ったことは決して間違いではありません

国によっては国籍の離脱が困難なケースも多くて、日本政府としては外国籍の離脱を強制することなどできないわけです

国籍法16条1項においては

【当該外国国籍の離脱に努めなければならない】

とありますが、これは、『なるべく外国籍は離脱して日本籍だけでお願いします』といった依頼のニュアンスにすぎないものだそうです

国籍において出生主義を唱えてるアメリカも離脱が困難な国のひとつに挙げられるのでしょう

日本国籍の選択届を日本政府に出しただけではアメリカ国籍を失うことはなく、日本国籍ひとつに絞るためといった、いわば日本国の都合での理由でアメリカ国籍をはずすことに対してなにかと面倒であり、別途アメリカ政府へきちんと離脱手続きをしないとならないのです

アメリカの係員は、あくまでアメリカの法に基づいた仕事をしてるといった認識が強くあるので、そういった事務手続きについて非合理なものとして億劫がって受理したがらず、露骨に嫌がる…といった人が結構多く見受けられます

あなたの仕事でしょ?と詰めたくもなりますが、私はこの人たちの上司でもなんでもないわけですし、こんなもんかしら…とも思えます

『こっちはやってあげてるのだから』的なとこも強く見受けられちゃうから、日本のきめ細かなサービスを求めちゃいけないって、わりきってるとこもあります

もちろん日本のきめ細かさは素晴らしいけれど、アメリカのこういったドライさも私自身は結構好きだったりもします

そのため、今ではこの程度の日米の違いにカルチャーショックを抱くこともなくなったと、自分ではまぁるくなったと思ってます(笑)


基本、アメリカの最高裁判所は、重国籍を【法律上認められている資格】であり、重国籍者に対して『その国々での国民の権利を得ており責任を負うことになる』と述べてます

1国の市民権を主張することで他方の国の権利を放棄したことにはならないので、アメリカ国法は出生により二重国籍を取得したアメリカ人や、子どものときに複数の国籍を取得したアメリカ人に対して、成人したら国籍をひとつに選択しなければならないというような特別なルールを設けていません(Mandoli v.Acheson.344 US 133[1952])

つまり、現行のアメリカ国籍法は重国籍について特になにも言及しておらず、アメリカ政府は重国籍の存在を認めており、アメリカ人が他国の国籍をもつこともまた認めています

けれど、その事が原因となって問題が生じてしまうこともあるため、国の方針としてはあえて重国籍を支持してはいないのです。それは重国籍をもつアメリカ人に対して、アメリカ国民としての義務を要求する場合に、それが国籍を所持する他国の法律に触れてしまうような状況に陥ることもあるからです

さらに、重国籍者が海外に在留する場合、アメリカ政府が当該者に対して自国民保護を行うのに支障が起きる場合もあるからです

通常、重国籍者が他国にいる時に於いては、その国の要求が優先されます

二重国籍を認めていない日本のような国で、二重国籍者が国籍を持つもう一方の国で困難に遭遇した場合、アメリカ政府が自国民として援護出来る範囲が極力狭まってしまうからなのです


一方、

日本に於いて

外国の国籍を有する日本国民は外国及び日本の国籍を有することとなった時が20歳に達する以前であるときは22歳に達する時までに、その時が20歳に達したあとであるときはその時から2年以内にいずれかの

国籍を選択しなくてはならない

(第14条1項)

現行では2歳引き下げられてます


法務省のホームページをみてみると

『この期限を過ぎてしまった場合でも、重国籍者はいずれかの国籍を選択する必要があって、国籍法上、期限内に日本の国籍を選択しなかった場合には法務大臣は国籍選択をするよう催告することができる』とされ、『催告された方は催告を受けた日から1か月以内に日本の国籍を選択しなければ、原則としてその期限きれたときに日本国籍を失うこととなる』

(国籍法第15条)


原則として…なので、そうではないケースも当然ありうるのでしょう

私にも兄にも未だ催告がきてません

友人に、両親ともに日本人だけどフランスで生まれたためフランス人でもあるという女性がいます

まさしく私と同じく出生による二重国籍者なのですが、彼女のところにも催告きてないそうです

また中学時代に知り合った友人で私と同じく日米ハーフであるノーラも、人生の3分の2は日本で生活してましたが、今はイギリス人の夫とイギリスで生活してる重国籍者ですが、彼女のところにも催告きてないそうです


重国籍を認めてる国々との兼ね合いのケースでは、日本政府としても他国の国際法に触れるようなことにもなりかねないため、あくまで【本人の意思に基づく選択】といったスタイルで他国の国籍を離脱するよう促す方法しか他ないのでしょうが、おそらく外国人の視点からすれば、強制力のない曖昧なニュアンスにすぎなかったりもするため、『なんだかんだ言いつつも日本だって重国籍を認めてる国だ!』といった大きな誤解が生じてしまってるかのように思われます

恥ずかしながら、私自身もつい最近までそのひとりでしたから。


たとえ国籍離脱に努めたところで、その国が

『いや、あなたは列記とした我が国の国民です』と強く言い切られ、その申請を拒否されることもありえますから、当然、日本側としても罰則を設けることなどできないのです

それでいて、日本政府はこのような選択義務を定めていながらも、実際に重国籍者がどのくらいいるのか、また彼らが国籍を選択したかまでを、すべてきちんと把握しきれていないのが現状ではないかと思われます


ちなみに日本の国籍選択届という用紙がどんな書式のものかというと、【国籍選択宣言】といった項目があって、そこには、『日本の国籍を選択し外国籍を放棄します』と綴られてあり、その意思を示し約束をとり交わすような宣誓書みたいなスタイルだそうです


ちなみに日本で重国籍とみなされてるケースは

①国際結婚の子どもなど未成年のうちに複数の国籍を取得

②日本人が国際結婚などで自動的に相手の国の国籍を取得

③日本人が自らの意思に基づき意図的に外国籍を取得

④外国人が日本国籍に帰化

とされているようです

大坂なおみさんは紛れもなく①のケースであり、私も友人も①に属するグレーゾーン?!となるのでしょうか

④の友人も私のまわりには幾人かいます


これまで私は、日本では二重国籍は認めていないことは理解してましたが、出生における二重国籍の場合はまた特殊であり暗黙に認めざるをえないものだと、大きな誤解をしてきました

国籍に対して純血?血筋?血統?俗にいう日本のルーツを主義に重んじてる日本

両親がアメリカ人どうしであれば何処で生まれようがもちろん子はアメリカ人、それでいて両親がアメリカ人でなくてもアメリカ国内で生まれたら子はアメリカ人といった国籍に対して出生主義を定めているアメリカ(またはフランスなど…)

各々の国籍法の違いによって重国籍者の方々が大勢おられるのはやむを得ない事実です

日本の法律は定められていながらも、世界で重国籍を認める国が多く増えているなか、この件については他国の国籍法に触れてしまう恐れもあるために日本政府としても、かなり慎重に対応せざるをえないことでもあるのでしょう


日本の国籍法では【外国国籍を自ら選択し取得した場合、日本国籍を失う】とされており、(国籍法第11条)

たとえば、もともと日本の国籍を持った人が、自らの意思でアメリカ市民権を選択しアメリカ国籍を得たとします

その時点で、日本国籍を失うといいます

この条文については、自らの意思ではなく出生による自然のなりでアメリカ市民となった私には適応されないものではありますが、私のブロ友さんもリア友にも自らの意思で外国籍を取得したかつて日本人であった方々は幾人もおります

逆バターンもあり、外国人が日本国籍を取得したという友人もいます

かつて韓国人だった人がいます

彼は祖国である韓国のやってることについてどうしても納得がいかず日本に帰化しました

また、かつて中国人だった人もいます

彼女は日本人の夫と結婚したときに、日本にそのまま帰化したそうです

ちなみに、ふたりは互いに知らない者どうしですが、まるで口裏あわせたかのようにこう言います

『祖国には親戚も友人も大勢いるけれど、もう自分は日本人であるため、祖国でありながらも他国であると意識してる』

と。

なので、④外国人が日本国籍に帰化といっても、以前の国籍を離脱しているならばなんら問題ないことなのでしょう


アメリカ籍を所持してる人間は、アメリカでの入出国の際にアメリカのパスポートを提示しなければならないといったルールがあります

私はアメリカ入国の時に、うっかり誤って日本のパスポートを提示してしまったことがあり、そのとき裏へ通されて小一時間こんこんと説教された苦い経験があります

懲りたのでそれからはもう間違えることはありません

この話を元中国人だったというこの彼女に話したとき、

『パスポートを複数もつことが出来るなんてことが信じられない!そんな使いわけみたいなことして大丈夫なの?』

と言って、とても驚かれ心配されました

国によってルールも法律も違うから当然の感覚ですよね

自分の国がすべてじゃないのだから。


たかが国籍、されど国籍

昔から書き綴ってることですが、国籍でもって人を容易に決めつけることなどしてはいけないことと考えてるし、そのようなことはしたくもありません

〇〇人だから~っていうように、生身の人間をみようとせずに短絡的に人を判断するような人間にはなりたくないです

ただ、いざどちらかの国籍を選べと選択を迫られたとして

日本とアメリカ…

果たして私はどちらの国の国籍を選び、そして失うか…

私にとっては究極な悩みであります


夫も子どもも家族はみんなアメリカ人

親戚、友人もいる

だったらいっそ日本人をやめて、アメリカ人として生きていこうか

かといって、

日本にも親戚、友人かいる

家族のなかに、ひとりくらい日本人がいてもいいかも?!

これまでだって日米を梯子しながら生きてきたし…

いっそアメリカ人をやめて、日本人として生きていこうかなどと考えてしまうのです


私のまわりのアメリカ人のなかには、2020大統領選挙のとき、もしJ.BidenでなくD.Trumpが再び大統領になったらアメリカ市民権を放棄して(要はアメリカ人をやめて)自分のルーツである国に帰化することを決意してた人たちが多勢いました

一か八かの賭けとでもいうのでしょうか

アソビでもジョークでもなく本気だったのです

結局は無事J.Bidenが大統領の座についたので、みんなアメリカ人のままなんですけどね(^^;


そんなことをふと思い出してみながら、私も大胆にも同じようなことを真剣に考えちゃってたりしてるのです

そんな私にセーリーがこう言いました

👩‍🦳『その法務大臣から催告がきてからでもいいじゃない?今から考え悩んでたら疲れちゃうわよ(笑)ところで、日本の法務大臣って私は知らないけれど、どんな人なの?』

🍋『催告を待ってるのが、いやなのよ。グレーゾーンであるとしても、スピーディーに片付けて済ませたいと考えちゃうの。きちんと考えて気持ちは固めておくべきでしょう…で、この人が日本の法務大臣よ』

たまたま、TVでもやってましたね

私はこの人のこと詳しく知りません

…っていうか、まったく興味もなく存じませんでした

でも、あまりよろしくなさそうですね

べつに政治家が宗教に絡んだりハマってはいけないってことを言いたいのではありません

信仰はあくまでも自由ですから。

ただ互いに影響を及ぼしあってるといった現状

それが日本の政界でまかり通ってしまってて、そのことに対してなんの危機感も非も感じておられないこと

それどころか、ウソで塗りかためて、すべてをひた隠しにしようとしてるといった体質に残念でなりません

そこで

♠️『アメリカ人だろうと日本人だろうと、れもんはれもん。あなたに変わりはないでしょう。ならば、なにもそんなに深く考え悩むほどのことでもないと思うけど?😁』

あっけらかんとそう言い放ったライム


彼のこの言葉で、不思議と気がラクになっちゃって、妙に拍子抜けしそうな私ですが

グレーゾーンでありつつも、やはり決して他人事ではないこと
それだけに、じっくりよく考えて決意固めていこうと考えてます(*^ー゚)🌱