清掃氏さんの著書を購入しましたニコニコ
以前、【いいね】をつけていただいたのをキッカケに、どんな人かしら?と思っておじゃまさせてもらって以来、まだ数える程度しかコメント交わしたことありませんが…
blogのなかから彼の素朴さと優しさ、その人柄から伝わるポリシー感じて本を購入してみたくなったのです

けれどなぜかその本はいつの間にかピーチの手もとに!!(゜ロ゜ノ)ノ
🍑『ねぇmom、これってmomの本?読書感想文を書きたいから、しばらく貸してもらえるかしら?』

もちろん!
ダメとは言えず、快くokay(*^ー゚)bしました

読書感想文…
日本の小中学生の夏休みの宿題の定番ですね(ノ≧▽≦)ノ
以前、blogに私も綴ったことがあるのです(^^;

ピーチは昨年【アンネの日記】で感想文を書いたところ、運良く入賞することができました
ナチスの歴史やヒトラーという人物について、彼女なりに熱心に図書館へ通いつめインターネットでも調べていました
そんななか、当時のヨーロッパの背景に気持ちを傾け、またユダヤ系アメリカ人である友人に思いを馳せながら、まるでアンネになりきったかのように書き上げたその作文は小学5年生としてはなかなかの力作でした(*^ー゚)b 

🍑『今回は過去の悲しい戦争にまつわる本はやめとくわ。もっと今の日本の生活に密着した感じのリアリティーあふれた本を選びたいの』

そんなことを言った矢先、まさか先を越されてしまうとは!!
私、まだ読んでないのですyo((ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャ



…*…ピーチの読書感想文をご紹介します…*…

『どの本読もうかな…』
そんなときです
リビングで一冊の本をみつけました。
タイトルを見たときは、なんてエキシェプションな!と思いましたが、読み終えた今はそうではありません。

なにげなく手にし読みすすめると、苦難からたくさん逃げてきた筆者のことが反省文のようなニュアンスで書かれていました。
それは誰でもそうよ!私だってそうだもの!と共感しながらのスタートでした。
私は自分がやりたくないことは後回しにしてしまい、催促されると余計に面倒くさくなってしまうのです。
その件でよく叱られ自分のためにならないとわかっていても、どうしても今その瞬間を楽しみたいため、好きなことから取りかかってあとは適当にやり過ごすのです。
そんな私の場合は嫌なことも手を抜かずに根気よくやれば良い結果に繋がり、さぼれば自分に返ってくるだけです。
けれど清掃氏さんの場合はクラスや友人に馴染めずに…といった状況だったので、自分だけの問題ではなくてクラスメートがからんできて、その壁をクリアーするのは自分自身の努力だけではどうにもならず厄介です。
思いきって高校中退し、自分がいきいきできる所に身をおくのも選択肢のひとつです。
ただもし私だったら…と真剣に考えてみたけれど、いくら考えても想像つきませんでした。
なぜなら幸い私にとっての学校はとても楽しい所だからです。たまに友だちとけんかをしても、永く続きません。
いつでも何事も楽しく!が私のポリシーで、元気でポジティブなところが長所です。この人とは気が合わないと思っていた人のいい面を見つけたとき、四つ葉のクローバーを見つけたときに似た気持ちが芽生えます。心が良いほうに180度変われる快感が好きなので、人とのコミュニケーションでは相手のいいところを探すように心がけています。だから私にとって学校を手放すなんて想像もつかないのです。
私自身、これまで【自分のことならなんでもわかる】といった自信がありました。
けれど、実際に同じ立場になってみないと、いくら想像しても思いつかないこともあるのです。経験がものをいうとはこういう事でしょう。これは新しい自分自身の発見でした。

以前、いじめにあった子が自殺という悲しいニュースをテレビでみたことがあります。キャスターは『無理に学校へ行く必要はない』と言っていました。私もそう思います。
学校に自分の居場所を探してもみつからないから学校行きたくない気持ちになるのは当たり前で、不登校や中退という選択をすることはそこから新たな再出発に繋がるからです。
辛いとき、なにがなんでも突き進むのが良いわけでなく立ち止まったり戻ったりする勇気も必要で、また新たに1からやり直せばいいのです。
人生はたった一度しかなく、今は今しかないのでその瞬間を楽しむことはとても大切だし、焦ったり急いだりする必要もありません。道をまちがえたと思ったら途中で引き返して別の道をいくことは逃げではなく自分探しの旅なのですから。

私が通っている日本の公立学校には、色々な家庭環境の友人がいます。お金持ちもいれば貧しい家庭の子もいるし、二世帯で暮らしている子もいれば両親が揃っていない子もいます。
インターナショナルスクールやアメリカンスクールよりこの学校で良かったと感じます。
なぜなら、日本文化を体験できるうえに、いろいろな境遇の友人と関われるからです。自分が当たり前だと思わずにいられたり、相手のことを思いやれたり、自然と自分自身をみつめられるようになれたからです。

1年ほど前、私は駅ビル内のトイレを利用しようとしたら入口に【清掃中】という看板がありました。
あきらめて他のトイレへ行こうとしたとき、清掃員の人が私に気づき
『どうぞ』と言って中へ通してくれました。
お礼を言ってチップを渡そうとすると
『こんなことされたら困ります』と遠慮し受け取ってくれませんでした。しかし用を足して手を洗ってから
『ほんの気持ちです』と言って強引にコインをエプロンのポケットへ入れました。その人は少し困ったような顔をしましたが、私が
『バーイ』と言って手を振りその場を去ろうとしたとき、
『どうもありがとう』と言ってくれました。
私は『ありがとう』という言葉が日本語の中で1番好きなのでとてもうれしくなり、その日1日ハッピーでした。
日本にはチップの文化がないのに大勢の人が利用する地下鉄やトイレはニューヨークよりもきれいです。
それは使う人びとが汚さないように気をつけながら利用してるのと、毎日掃除をしきれいにみがいてる人がいるおかげです。
清掃氏さんは、清掃員は誰かに意識されることも、気に留められることもないと言ってますが、私はそうは思いません。
本来トイレを使った人がそのたびに簡単に掃除をすればいいことだけど、公共ではそうもいきません。誰が使ったかわからないトイレをきれいにみがいて、人に気持ち良さをサービスしてくれているお仕事で大勢から感謝される存在だと私は思います。

トイレには神様がいるそうです。本にも歌にもあります。毎日トイレをきれいにみがいてると、イケメン&べっぴんになれるそうです。
私もトイレの神様はいると信じています。
清掃氏さんと妹子さんの出会いも、きっとトイレの神様が導いてくれたのでしょう。

それなのに、駅の階段を掃除していた清掃氏さんのことをスカート覗き犯だとクレームつけてきた女性がいました。
そのとき、『男性は損しやすい』といつも兄たちのことを心配するお母さんが頭をよぎりました。
曲者の女性によって痴漢のえん罪だと絡まれる男性もいるため、公共の場での男性は変な女性には十分気をつけないといけないのです。しかもなんとその女性は妹子さんのかつての同級生で、貧乏という理由で妹子さんをいじめて、過去のことを引きずる性悪な勘違いモンスターだったのです。
誰がこんな人のスカートなんか覗きたいと思うでしょうか!考えただけでも臭そうで吐き気がします。腹が立って仕方なかったけれど、相当な欲求不満がたまっているのだとかわいそうにも思いました。
貧乏だからといって、決して人は不幸ではないと思います。
けれど、私がそう考えるようになったのは日本に来てからで、アメリカにいたときは貧乏は不幸だから貧乏人だけにはなりたくない!と強く思っていて貧乏な人たちを毛嫌いしていました。日本にきたおかげで考えが変わったのです。
それは私の仲良しの友達に、お父さんがいなくて家に車もなく狭いアパートに住んでいる貧しい家庭の子がいるからです。それでも彼女は幸せそうです。
お金はいくらあっても邪魔にならないし貧乏より金持ちのほうがいいけれど、心が歪んでお金のつかいみちを履き違えている金持ちほど不幸者はいないと思うようになりました。

日本もアメリカも学歴社会です。
私の両親もアメリカの名門大学を卒業し、兄もこれから受験しようとしています。
けれど私は一流とか名門にこだわりたくありません。そういった難関大学へ合格するために勉強したいと思わないのです。
学歴は体裁を取り繕うただの肩書きで、人生の通過点にすぎないのではないでしょうか?
〇〇大卒とゼッケンつけて生きる人はいません。日本でも東大卒でもエリートではなくニートの人もいます。人には向き不向きがあるのでエリート職だから必ずしも良いと限りません。
頭の良さを良い方へ生かさずに、極悪人となり死刑になった人も大勢いました。
私は勉強好きではないため、高望みせずにほどほどでいるのが一番だと思うのです。

最後にこの本を読んで、私も清掃氏さんのように自分が好きになる仕事を、楽しい人間関係のなかでやれる職に将来就きたいと思いました。
そして、そこで素敵な運命の男性と出会って、みんなから祝福されながら結婚して、かわいい赤ちゃんを産んで、アメリカと日本を渡りながら私の家族のような楽しい幸せな家庭を築き守っていきたいの
です。
大丈夫!きっとなれるさ!ガンバレ!と、本を読み終えたとき、私は未来の自分に向かってエールを送っていました。

…*……*……*……*……*……*…


公共の場にはいろいろな人がいますよね
電車や駅には質の悪い酔っぱらいもいれば、曲者だっています
自家用車に乗って道を走れば、あおり運転してくる者もいます
自転車に乗れば安心かと思いきや、当たり屋詐欺もいます

渡る世間は鬼ばかり?!
いやいや、決してそんなことはありません
いつどんなキッカケで素敵なご縁と巡りあうかなんてわからないです

現在、小学6年生の末っ娘ピーチですが清掃氏さんの本を読んでからというものの、毎日我が家のトイレをピカピカに掃除するようになりました☺️
かなり触発されたようです(*^ー゚)b グッジョブ!!
いつまで続くかわからないけれど、そんなピーチを眺めながら
私も思わず心のなかでトイレの神様の歌を口ずさんじゃってます🎶



末筆になりましたが、
ピーチより
↓↓↓
清掃氏さんへ
清掃氏さんはとてもラッキーな人です。だって、個性豊かで愉快なおばあさんたちから、いつも笑いと処世術をたくさん与えてもらってお給料をいただけるのだから。
フツーならお金を払って与えてもらったり学べたりするものなのに(^ー^)
私はこの本を読みながら、すごく色々なことを考えさせられました。
清掃氏さんが12才だったころは、どんな少年だったのだろう?と日本の学校を思い出したり、クラスメートの男子たちを思い浮かべたりしながらアメリカで少しジャパンシックになったりもしました(笑)
それだけ、夢中に楽しく読めたのです。
大勢の人が利用する駅には、それだけ色々な人間模様があって、道をすれ違う見知らぬ人にも【どんなことを考えてるのかな?】と関心をもつようにもなりました。
私も今はとても恵まれた学校生活を送っているけれど、これから人生つまずいたり悩んだりすることがあるかもしれません。そんなとき、またこの本を広げたら、きっとたくさん勇気もらえます。
素晴らしい本をありがとう!
私が日本滞在中にドラマ化になるといいです☺️


★れもん☆より
↓↓↓
清掃氏さん、お待たせしました!
娘の感想文をblogに下書きしながら、ところどころ、え?まさか読書感想文に書くとは( ̄□ ̄;)!!!と思う部分あり…
かといって『ここ、消してよ!』とも言えず…
子どもの作文ってハラハラヒヤヒヤドキドキもんです。
ま、いっか((ノ∀`)・゚・。 
それでも、親ながらじーんと心に響くものがありました。
アメリカから日本の学校へ編入するとき、彼女だけはものすごくイヤがり、眼にたくさん涙を浮かべて自分だけアメリカに留まると言って拒んだのです。
私も11歳で来日し編入したとき、やはり同じ思いでした。
たくさんカルチャーショック浴びまくりましたし。
だから娘の気持ちは痛いほどわかる…
けれど、私たち夫婦がアメリカと日本を跨いだスタンスの子育てをしてる理由があるのです
それは、次回のblogに書くつもりですが(また覗いていただけたら嬉しいです)
これまで親のエゴを強いてしまってるような、なんとなく子ともたちに後ろめたい気もありましたが、この感想文を目にしてとても救われた思いでいます。

子どもたちの新学期も始まり、いよいよ私の秋の読書タイム到来!
ぼちぼちゆっくり本を読まさせて頂きます☺️





Wishing U have a nice day.
See ya!👋(^ー^)