基本的には貿易の決済をするために外国為替はあると最初に書きましたが、実際に貿易の決済で取引されているのは、外国為替の取引量のほんの数%です。残りのほとんどは投資・投機によるものといえます。多くの投資の専門家は、上記のような要因に加え、政治的な要因(例えば、戦争が起こりそうになるとその国の通貨は下がるなど)や投機的要因を考慮に入れて、通貨に対して、「売り」や「買い」を仕掛けます。したがって、必ずしも上記法則が当てはまるわけではなく、別の動きをしたりします。これがその他の要因です。例えば、1999年にアジア通貨危機というものが起こりました。これはタイのバーツという通貨がある日突然急落し、それを要因として、インドネシア、 マレーシア、韓国などのアジア各国の通貨が急落したことをいいます。この通貨の急落が原因で、 これらの国で経済的な大混乱が起きたてしまいました。一番最初にタイバーツが急落した理由は、ある巨大ヘッジファンドによる「売り」の仕掛けでした。巨額の「売り」をタイバーツに浴びせかけ、 それによってタイバーツが下がったのを見て、みんなが投売りをしてしまう。その繰り返しで、急落したのでした。これにより、貿易収支、金利、景気などから判断される下落幅を大幅に超えて下落してしまったのです。要は、単に巨大ヘッジファンドが 「売り」を仕掛けたというだけでタイバーツは急落してしまったのです。こういうものも通貨を動かす一つの大きな要因となります。もちろん、米ドル、円、ユーロなどハードカレンシーと呼ばれる世界各国で使われていて市場が大きな通貨は、いくら巨大なヘッジファンドが仕掛けをしたとしても、市場が大きく動くことはありえませんが、取引量の少ない通貨ではありうる話です。
世界各国は自分達で国内の金利を決めます。2006年4月現在で、日本は0%ですが、アメリカは4.25%、ユーロは2.5%です。この状態で、どこかにお金を貸すとすれば一体とこがおトクでしょうか?それは、当たり前ですが、日本に貸すよりはアメリカに貸した方が圧倒的におトクです。つまり、金利の高い国には投資・融資が行われやすいということになります、そうなると、金利の高い国の通貨を買って、その国内に融資をすることになります。今だと日本よりはアメリカにお金を貸そうとして、投資家はドルを買うわけです。したがって、金利が高い→通貨が高くなる金利が安い→通貨が安くなるということになります。また、通常、景気がよくなってくるとインフレ(物価の上昇)を抑えるため、各国は金利を上げます。したがって、景気が良くなる→通貨が高くなる景気が悪くなる→通貨が安くなるともいえます。
夕飯を食べ終えてゆっくりできる時間帯になりました(笑なぜ、外国為替は動くのでしょうか?理由を書きますね。理由は以下の3つです。貿易黒字・赤字金利その他これらは、外国為替が動く要因ですので、外国為替証拠金取引(FX)をやる上で非常に重要です。この基本が理解できているかどうかで中長期的な投資成果はかなり変わると思います。