とても嬉しいニュースが飛び込んで来ました😂👏
タイガー・ジェット・シンさんが旭日双光章を受章😆👏👏👏👏👏
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240429/17/nyou-sanchi/c8/8a/j/o0554056315432076243.jpg?caw=800)
受章者にはデストロイヤーやミル・マスカラスもいるのですが、この二人はベビーフェイスですよね?
それに比べてシンと言えば究極のヒール😅
当時彼を憎む人はいたとしても、好きな人は皆無だったでしょう😅
憎くき悪役レスラーを正義のアントニオ猪木が倒す、この構造が成り立つには 絶対的な悪役が欠かせませんでした
シンは徹底的に悪役になりました
有名な話では、プライベートで銀座でショッピングしていた猪木夫妻をシンが襲ったという件があります😱
表向き荷物持ちをしていた猪木の姿に怒ったシンが我慢出来ずに襲った、となっていますが、多分これは猪木さんが仕組んだ演出でしょう
今の時代同じ事したら、多分新日本プロレスはそれなりの処罰受ける事になるでしょうが、当時はこれも興行を盛り上げるコマーシャルとして、ある程度受け入れられてた時代でした😁
確か怒ったファンが刃物構えてシンを待ち伏せした、なんて事もあったくらい、これでもかってくらいシンは嫌われ役に徹していましたね😅
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240429/17/nyou-sanchi/60/ec/j/o0640048015432076247.jpg?caw=800)
凶器 持って襲いかかるシンを数々のプロレス技を駆使して猪木がやっつける
冷静に考えれば有り得ないシチュエーションに我々プロレスファンは熱狂し応援しました
プロレスが真剣勝負かショーかという論争に一言で返せばショーです
それは否定しません
鍛え上げた肉体をぶつけ合い、お互いの技をぶつけ合い、受け負けた方が敗者となり、競り勝った方が勝者となる
言わばポケモンバトルのような事を己の肉体で表現して、その過程やドラマもひっくるめて提供しているのがプロレスと思って頂ければ分かり易いかもしれません
と、言っても完全に台本に乗っ取って表現してるわけではなく、ある程度の筋書きをフロント側が用意したとしても、その時の体調であったり、当人同士の意地であったり、思い通りにいかないのが当たり前であり、その辺の人間模様も合わせて楽しむのがプロレスだと思います
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240429/19/nyou-sanchi/f5/32/j/o0600044115432129541.jpg?caw=800)
その中でシンが猪木の敵役になれたのにはちゃんとした理由があります
まずは彼自身がトップクラスの実業家であったこと☝
タイガー・ジェット・シンというプロレスラーをいかに商品価値を上げて売り込むか
そのために出来る事はなんでもしたのでしょう
嫌われるためにどういう反則をすればもっと嫌われるか、敵役のイメージのためにどんなキャラクターがいいか、誰と組むと悪役として箔が付くか…
入場時は観客を追い回したり、逆に観客から 物を投げつけられたり…
当時一番の嫌われ者だった上田馬之助さんと組んでみたり、わざと狂気じみたアクションをとってみたり…
我々日本人はインド人に対してもマイナスの印象を持つくらいシンを嫌い、それは在日インド人からも反感を買う事になってしまうくらいでした
そんな嫌われ者を猪木がスカッとやっつけるんですから、会場やテレビの前が盛り上がらないわけがない😆👏
更にビジネスマンとしての一面はそれだけではなく、仕事の打ち合わせは極力外ではせず、猪木さんとの打ち合わせや食事は個室を借り切ってしていたそうです
テレビやリング上ではそれこそ殺し合いかと言うほどの抗争をしている二人が仲良く食事をしているところが公になったのでは、悪役としての価値が下がってしまいます
そのため二人の会食はプロレスマスコミも一緒になって硬くガードされてたようです
ま、いつの時代もそういうのをスッパ抜くマスコミってはいたみたいですけどね😅
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240429/21/nyou-sanchi/f5/81/j/o0300022515432210658.jpg?caw=800)
そして何より、彼が猪木のライバルとなり得た 要因の1つが、その練習量であったり基本に裏打ちされた実力でした
プロレスラーはみんな毎日それこそ血の滲むようなトレーニングを積み重ねてます
基礎体力のためのスクワットであったり受身の練習であったりスパーリングであったり
もしシンがそういうちゃんとした技術もない努力もしないタイプのレスラーだったら、彼のキャラクターがこんなに開花する事は無かったでしょう
なんせやってる事は本当の殺し合いではなく、プロレスなのですから
ちゃんとしたプロレス出来なかったらプロレスとして、ショーとして成り立たないのですから😅
御存知の方も多いと思いますが、プロレスの受身って一歩間違えれば取り返しのつかない事故に繋がるんです
そういう事故にならないように、レスラーは皆トレーニングをしているんです
スタミナをつけて受身の練習しているんです
変な話、もしシンが受身の取れないレスラーだったら、ゴングと同時に技一つ喰らって負けてしまい、ショーとして成り立たないですし、猪木さんに 技を仕掛ける時、力不足で 持ち上がらなかったら試合として成り立たなくなってしまいます🤣
昔プロレスごっこをした事がある人なら分かると思いますが、ブレーンバスターなんてある程度相手の協力あったとしてもそうそう持ち上がるもんじゃないですよね😁
今回のシンさんの受章は、そんな全てが認められ評価された、ほんとに価値ある物だと思います😂👏
プロレス自体が進化をして、あんな極端なキャラクターは受け入れられなくなった現代になっても、ヒールとは何ぞやという道程を作ったタイガー・ジェット・シンというものを評価してもらえた😆
プロレスを評価してもらえた😆
そんな受章だと思います