父が入院してから、毎日様子を見に行くと、
なんだか、母の最期の頃に似ていて、心配になる。
半年前ぐらいから、ご飯をあまり食べなくなっていたと聞いたけど、
1月の父の誕生日に ”イチゴ” を持って行った時は、
嬉しそうに ”イチゴ” を食べていたので、
そんなに心配はしていなかった。
それに、私が施設へ行くと、
いつも車いすに乗って、フロアのロビーで窓の方に向かって独りぼっちで日向ぼっこをしているのを見かけたので、
【みんなテレビ見てるので、おとーちゃんだけ独りぼっちやん】
ぐらいにしか思っていなかった。
でも、入院になる時に施設の担当の方から聞くと、
最近は、ご飯もちょっとしか食べないし、ほとんどベッドで寝ていると聞いた。
それともう一つ。
怒鳴る事がほぼ無くなったと。
病院に付き添って来てくれた施設の看護師さんは、
父に向って、
『おとーさん、大声最近出さへんなぁ、寂しいやん。 こんなに頬コケてしまって・・・』
って父の頬を撫でながら言ってくれていた。
でも、
今日は、タッパーに ”イチゴ” 4個を小さめに切って持って行ったら、
全部食べてくれた。
少しほっとした。
昨日父が、
『なんか食べるもん持ってきてくれたんか』
と聞いてくれたのが嬉しくて、
にょろ 『何が食べたい』
と聞くと、
父 『たこやき』
なので、今日病院の近くのたこ焼き屋さんで”たこ焼き”を買って持って行った。
でも、
あんなに言ってた ”たこ焼き” 一個食べたら、
父 『もーええ』
と1個しか食べなかった。
母の時も全く同じで。。。。。。。
嫌や。。。。。。。
まだ小さい声やけど、会話ができるけど、
母も、亡くなる3日前まで会話できてたし。
91歳で頑張ってくれたし、今も頑張ってくれてるから欲張ったらアカンねやろぅけど。。。。
やっぱりやっぱり、もうちょっとだけ頑張って。
それがあとどれぐらいだったら良いのかわからんけど、
寂しいよぅ。。。。。
だけど、
最愛の母も居なくなり、50年近く住んだ故郷も無くなり、
全部まとめて一気に色々なくなった方が、悲しみは軽減するんやろぅか。。。。