障害児を産んだら人生終わり、なんて思ったことなかったなぁ。
自閉症の人に会ったことなかったし、偏見は持ってたと思うけど。
だからといって、自分の子どもが自閉症だからって、それで終わりとは思わなかったな。
自分も何となく人と違うって思ってたし。
息子が自閉症で、なるほどって感じ。
これって、自分の努力不足とかじゃなかったんだぁって。
私は学校のシステムには割とスムーズに乗っかれて、勉強にも特に困らなかったから助かったてただけで。(数学とかは割と得意な方だった。でもそれも特性のせい?)
特に苦手だったのは、人の気持ちを読むこと。
だけど、りょうへいが言葉がしゃべれなくて。
りょうへいのことが分かりたくて仕方がなくて。
一挙手一投足を観察しまくって、何とか分かろうとしていたら。
あれ?言葉がなくてもここまで分かり合えるんだ??って。
そりゃあ、分からないことだらけだけど。
でも、コミュニケーションなんて全然取れないんだって思ってたから。
最初は不安で不安で。かわいいなんて思う余裕もなかったんだけど。
でも、ずーーーっとずーーーーーっとよく観察していたら。
かわいいのなんのって

そんなことを続けていたら。
あれっ?言葉が話せる同士だって、どこまで分かり合えてるんだろうって。
今まで、言葉があるから安心して、それ以上分かりあおうとしていなかったんじゃないかって。
何十年も生きてきたのに、そんなことに初めて気がついた!!!!!
りょうへいという自閉症児を産んでからが、私の人生の新しいスタートだったって。
本当にそう思っているよ。
終わりなんかじゃなかったよ。