こんにちは

自閉症の息子のピアノについて書いています。
アクセス、いいね、コメントを、いつもありがとうございます😊
前回の漁師さんのカンパネラ、見ましたの記事はこちらです。







りょうへいは耳がいい、とよく言ってくださるのですが。
そういえばりょうへいは昔から、音や光の感じ方が人と違っていたみたいで。
これは、りょうへいが2歳かそのくらいの時の話ですが。
テレビ番組のオープニングって、大体、音も画面も派手にできていますよね。
その番組の始まりの度に、耳を塞いで部屋の隅でうずくまったりしていました。
曜日ごとにどんな番組があるかは、自分で把握できていたようで、心構えをしていたみたいなのですが、番組の改編時はたいへんでしたね。
刺激は刺激なんだけど、同じものが始まらないと、それはそれで嫌、という

あとは、近所で車のエンジンをかける音がすると、窓にすっとんでいったりとか。私には全然聞こえないんですけどね。
そういうことがあったので、言葉が遅くても、耳の聞こえのせいではないんだろうなぁ、と思っていました。
全然しゃべらなかったんですよ。
ほほえみかけても、ほほえみ返してくれることもなく、無表情。
これね、本当につらいんですよ。
2歳児検診の時に、保健師さんかな❓
1日5分でもいいからしっかり子どもの相手をしてくれ、とか言われて。
そんなに相手をしていないかなぁ、なんて5分測ってみたら、これがまあ、きつい。
無反応だから、人形に話しかけてるみたいなんですよ。自分の子どもなのに、5分経ったら、やれやれ
と。その頃は、本ばっかり読んでいましたね。先のことが不安すぎて。

それで、療育に行ったりするんですけど、周りの子はどんどんしゃべり始めたりするんですよ。
それはもう、うらやましかったですね。
比べちゃいけないんですけどね。
そんな頃に、今みたいなりょうへいの姿は思いもしませんでしたね。
今は、外国人の片言の日本語のようですが、言葉も出てきたし

そうそう。
この間、すっごくうれしいことがあったんですよ。
デイサービスの車に乗って出かけていく時に、車の中で、自分から手を振ってくれた





もうもう、しみじみうれしい

最近私が家に帰ると、りょうへいの方から、おかえりって言ってくれたりとか









昔、自閉症児を抱えて、なんてドラマがやっていましたが、自閉症児の子育ての感動ポイントって、こんな感じで。
すごーーーーーく地味なんですよね。普通の子ならできて当たり前のことが、何年も経ってからやっとできた時の喜び

自閉症児の子育ては、普通の子育てにはないやりがいがある、とか聞いていたけど、全く無表情の息子と暮らしていた暗黒の日々の中では、そんなの負け惜しみだろう、くらいにしか思いませんでしたね。
だって、できないよりはできた方がいいし。
今となっては、その意味が分かりすぎるほど分かるのですが。
やっぱり、誰に何を言われようとも、自分がやってきたことがすべてだし、自分でたどりつかないと分からないことなんだろうなって思います。
だから、今暗黒の日々を送っている方に、何か言葉を送る、ということは私にはできません。
ただ、自閉症の子に何かさせてみたい、と保護者が思った時に、いろいろな選択肢があるといいな、と。これは思います。
気兼ねなく行けるレストランとか。公園とか。動物園とか。音楽教室。体育教室。などなど。
お母さんの育て方が悪い、なんてまことしやかに言われていた時代もあったようですが

頑張っているお母さんを見かけたら、何か手伝えることはないかなぁ、という視点で見守っていていただける方が増えるだけでも、大分違ってくるのかなぁ、と。
もし、昔の私に何か言いにいけるとしたら、
「りょうへい、今もかわいいかもしれないけど、高校3年生になってもめっちゃかわいいよ💕」
と言いたいかな

以上、親バカ全開ブログでした。
なんのこっちゃ。
残してある中で、一番小さい時の動画です。小学2年生だったみたいです。
ピアノを始めるときは、この子には才能が

、、、なんてことは一切考えていませんでしたし、今も才能だとは思っていません。
(そう言ってくださる方もいらっしゃるので
)

自閉症ならではの、同じことを繰り返すことが好き、という特性が上手くいかされたのかなぁ、と思っています。
ピアノを始めた時点で言葉も出ていませんでしたからね。ドーレーミーくらいなら、なんて安易な考えでした。
そして、今話題のカンパネラはこちら。
おかげさまで、試聴回数700回を超えました

ピアノの前に座ると別人のようになる息子です。
最初に、木枯らしから始まるカンパネラは、これだけかもしれないですね

書き初め
