こんにちは

重度の知的障害をあわせ持つ自閉症の息子に、何となく小学校に上がる前からピアノを習わせていたら、養護学校高等部3年生になって、こんな風になったよ、というブログです。
前回のブログ、いいね、コメント、リブログ、沢山のアクセスをありがとうございます

植松努さんのスピーチの動画は、何回見ても泣けます。
植松努さんのファンの方は、やはり多いですね










今度の日曜日の発表会に向けて練習を重ねている息子ですが、いよいよ今日、発表会前の最後のレッスンでした。
発表会前になると、もう一回やっておこうか、と追加のレッスンを入れたりすることが多いのですが。
今回は、「りょうへいくんが間違える気がしない」と先生がおっしゃり、これで最後ということに

いや、いっぱい間違えていましたけどね

ミスタッチは、どうやら間違いに含めないらしいです。
今日はレッスンに行ったら、発表会で歌う歌の練習をしている小学生の女の子に会いまして。
その子の前で、「ラカンパネラ」を言われてもないのに颯爽と弾き始めたりょうへい。
途中で何度も、
「どやー、俺のピアノ上手いだろう
」

と言わんばかりにこっちを見るもんだから、何回も間違うし、そのうちに、どこ弾いてるんだっけってなってるし

でも、こっちを見るたびに、女の子もケラケラと笑ってくれて。りょうへいもそれを見て、すごく楽しそうに弾いていて。
それを見ているこちらも、幸せな気持ちになりました

それでも、だんだんと、気を抜きすぎていては弾けないと気づいたりょうへいは、途中から本気を出していました。
最後まで真剣に聴いてくれた女の子。
こんなに人の演奏を真剣に聴いたことがない、とお母さんに言われて、またまたびっくり

まあ、言葉もちゃんとしゃべれないのに、ポロポロとピアノを弾く様は、目が離せないインパクトだったのでしょうけど

今度は、その女の子の歌をこちらが聴く番です。
歌は、「パプリカ」。
「その歌は、学校で踊ったんだよね。
りょうへいも踊ってみせて。」
といったら、歌に合わせてるのか合わせてないのか、自由に楽しそうに動いていました。
体は小さいのに、張りのあるいい声の歌を、最後まで楽しませていただきました。
後で先生から、彼女が歌をあれほどしっかり歌ったのは初めてだ、と聞かされました。
やはり、音楽って聞いてもらう人がいてこそなんだなぁ、と思わずにはいられませんでした。
女の子とお別れした後も、しばらくほんわかモードだったので、木枯らしまで「楽しい木枯らし」になってたみたいで

あいさつから、ちゃんと仕切り直して、もう一度弾いてもらいました。
スピードが上がってきました

あとは、本番で、思う存分弾いてきてほしいです

発表会では、この木枯らしと、ラカンパネラを弾きます。