ケショー・コスギのビジネスに効く左ミドル

ケショー・コスギのビジネスに効く左ミドル

ケショー・コスギがガチンコ&ほろ酔いでビジネスを語る

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私は大学時代、「対人恐怖症」に苦しんでいた時期があります。人とまっとうに話せない。一人で居る時は本来の自分で居られるが、誰かと一緒だと萎縮してしまう。そんな病気です。キャンパスに通うのに毎日電車に乗ります。そこそこ混んでいる電車なのに、自分が座っているシートの両隣だけは、なぜか空いている。「俺が気持ち悪いからだ」といつも思っていました。光の射さないトンネルに座っているような気分。愛してくれる両親が居て、恋人も居ました。だけど、自分を理解してくれるのは彼らだけで、その他大勢は敵・・・。


そんな話を、今になって周囲にすると「嘘だ」と言われます。いまの私は、口を開けばバカ話の垂れ流し。いつも「アキャキャキャ!」と猿のような笑い声を挙げているかまびすしい奴。それが現在の私だからです。大学時代といまの間に何があったか。医者にかかって薬を処方されたことはありません。キーワードは「自信」です。


「自信」は、自分の人生を幸せにするか否か、唯一の答えだと思います。人はまったく同じ体験をしても、「自信」の有る無しで受け止め方が180度変わってしまいます。自信のある人は、起こったことを屈折させずに素のままで受け取ることが可能です。ところが、自信のない人は、起こったことをすべてネガティブのレンズを通して見るので、どんなものでも暗い景色に変換して受け止めてしまうのです。しかもタチの悪いことに、自分ではそれに気づかない。


現代日本ではあらゆる情報がインターネットに乗って流通し、人は自由に行動し、誰もが正常な判断のもとに生きている気がします。ところが、不思議なことに人の視界というのはあまりにも狭窄で、先入観や思い込みによって現実は野放図なまでに歪められているのです。分かりやすい例を挙げれば、ハタからすればどう見ても痩せている若い女性が、「わたしは太っている」と信じ込んで健康を害するような過度なダイエットに向かってしまう・・・。あなたの周りにもそんな人がいることでしょう。もしかしたら、あなた自身がその屈折の中に居るかもしれない。


この屈折現象の最大の原因が、「自信のなさ」によるものなのです。「どうせわたしなんか」とか、「他人に比べて自分はどうしてこんなに劣っているんだろう」というモノの見方があなたの可能性にストップを掛け、不幸の世界へ繋ぎ止めてしまっています。


今すぐそのストッパーから解き放たれてください。自信を持てば、その日から人生が目に見えて好転します。昨日まで忌むべき存在に見えていた道端の花が、幸福のシンボルのように目に入ってきます。そのために必要なのは、「他人と比較する」ことを止めることです。人は、自分のことが一番見えていないもの。鏡の前に立てば一目瞭然のはずの外見すら、自分の目にはありのままには見えていない。必ず何らかのバイアスが掛かっているのです。どうせ自分のことは正しく認識できないのだから、そうと割り切って自分を"評価"しようとするのを止めるべきです。


相対的に他人と比較することをせず、自分の中に「絶対軸」を持ってください。他の誰かではなく、昨日の自分と今日の自分を比較するのです。そして、昨日よりも賢く、美しくなれることを固く信じてください。脳の指向性がそこにセットされると、人は自然と、昨日よりも賢く、美しくなるための行動をとるようになります。そしてバケツの中に米粒を一粒ずつ落としていくかのように、日々のレベルでは気づかない変化が、一年二年の単位では見違えるような差を生み出します。


今日からはいっさい、自分を他人と比較することを止めましょう。

仕事をするうえで欠かさないスキルと言えば?論理思考力、計算能力、英語力、ワードやエクセルなどのPCソフトを操る力…。職種にもよりますが、アレもコレもありそうです。

書店に行けばあらゆる種類のビジネス書が平積みされ、スキルアップをしようにも一体どれから手をつければいいか分からない。

そんな悩みに対する答えは明快。正解は「日本語力」(母国語力)です。事務職の人や接客業の人などからは「別に長い文章を書く機会もないし…」という声が聞こえてきそうですが、あらゆる職業にとって必要です。

なぜなら、人は母国語を使って思考しているから。「明日の朝、何時に起きなきゃ」「さあ、そろそろ昼食にしよう」「痛っ!タンスの角に指をぶつけちゃったよ」…。そんな日常の些細な思考すら、すべて頭の中で言語化されているのです。つまり、言語は思考そのものなのです。

特に注目すべきポイントは2つ。「構造(文法)」と「語彙(単語)」です。「構造」は論理思考のベースとなるもの。いわゆる5W1Hや帰納法、演繹法などの論理は言語の構造が血肉化していない限り覚束ないものとなります。そして語彙力は、高ければ高いほど、ある状況に対して的確な説明を与えてくれます。

このように、あらゆるビジネスの土台となる母国語力。その自力を高めるには、より多くの正しい文章を読み込み(インプット)、自分の考えを書き出してみる(アウトプット)ことの繰り返ししかありません。ネットゲームに興じている5分間にも、相応の文章にあたる隙間はあったはずです。

お勧めは、新聞の斜め読みと、エンタメ小説を楽しむこと。新聞は毎日、見出しや冒頭の文章に触れるだけでも効果があります。そして小説は、肩肘張らずに気軽に読めるものがいい。結局はそのほうが、より多くの文章量に触れられるからです。

そしてアウトプット面では、日常の気になったことや思いつきを何でも文章に書き出してみること。フェイスブックなどのソーシャルメディアを活用するのも手です。人の目を意識することが、より良い表現を生み出してくれるかもしれません。
打撃系格闘技では、相手に顔を殴られないため、手を目の高さまで上げて構えます。ところが、これが想像以上に難しい。初心者は例外なく、すぐに手が下がってしまいます。私は20年格闘技をやっていますが、常に意識しないと構えが崩れます。

構えのような基本の「キ」ですら、自分の思い通りにいかないのが人間。職場においても、これと似たような現象が見られます。それは、「考える前に走り出してしまう」こと。人間は高度な頭脳を持ち、常に頭を働かせているように思えますが、そうではありません。実はルーティンにはまり「いつも通りに」に動いたり、知らず知らず自分のクセに支配されていたりする。

簡単な例を挙げましょう。あなたは今、日本の人口の推移について調べる必要があるとしましょう。まるでパブロフの犬のように、検索エンジンの窓に「日本 人口 推移」と入力するかもしれません。もちろん、間違ったやり方ではありません。が、目の前の課題に対して、「どうすれば最短で正確な答えを知ることが出来るか」と自分に問い掛けることなく、習慣でヤフーの検索窓にアクセスしたとすれば、高効率なビジネスのやり方とは言い難いでしょう。この例で言えば、もしかしたら隣の同僚に聞いたほうが速く目的の情報にたどり着いたかもしれない。

ビジネスとは、どんな職種であれ、課題を解決することの連続体です。3年越しのプロジェクトといった大きな話から日々のデスクワークまで、レベルはさまざま。ですが課題・目的から逆算し、どういう経路を辿れば最適なアウトプットが叶うのか、考えてから走り出すのといきなり走り出すのでは、結果のクオリティとスピードに大きな差が生まれます。

まずは走る前に考えること。常に意識しておきたい習慣です。