母がしんどい

アダルトチルドレンとか母の呪いとか心理学的な知識を詰め込むと単純な自分の感情に気づきにくくなる

というか
自分のことを他人としてみて分析してそれで満足しちゃう感じかな?

結構そんな感じだったな。
大学で社会学やってて
先輩が社会学者は人間をモルモットとして扱う感じが苦手と言ってたのを思い出した。
社会学的には社会のすべてが研究対象。おもしろいことは参考資料集めて分析してインタビュー…みたいなことになりがちだよね。

それは自分自身に対しても。
それが良い、悪いじゃなくて
こういう自分自身としての立場から書いてある作品を読むと主人公としての自分を投影できるから感情を感じやすい!

ってことで自分を投影して読んでみての感想だけど


逃げ出していいしムカついていいし解放されなくていい。

このなかの母よりはうちはましだけど少なからず母の呪いみたいなものはあるよ。
でも、から生まれる何かはあるし
この漫画みたいに。
呪いから解放されたらすべてハッピーなんてことはあり得ない。
しかも呪いかけるのって母だけじゃないしね。

結局は自分自身。

母がしんどくても別にオッケー。
しんどくなくてもオッケー。

そうやって漫画に途中で出てきたちっちゃい自分が自分に出せるオッケーを少しづつ増やしていけたら
生きやすくなるんだろうね。


自分が母になっても
呪いをかけるのを自分自身にオッケー出していきたい。

母がしんどい (新人物往来社)