こんにちは。YouTubeでソロキャンプの動画を投稿しているにょむりえキャンプと申します。
冬のキャンプ動画は、極寒の寒空の下でのキャンプになるのですが、他の季節に比べて、焚き火や薪ストーブのシーンを見ると、画面越しなのに、妙に暖かみ、ぬくもりを感じますよね。
動画を視聴いただいている方の中には、『キャンプ経験はゼロだけど、冬キャンプを実際にしてみたい!』と、考えている方もおられるのではないでしょうか?
今回のこの記事は、冬キャンプを始めてみたいと考えている初心者さん向けに、私が経験上、これは冬のキャンプに実際に必要だと思うギアを、ご紹介していきたいと思います。
ギアのご説明をさっそく始めていきたいですが、その前に、氷点下の真冬のキャンプには、実は以下の危険があります。
①低体温症
※氷点下の中での睡眠は、充分な防寒装備が整っていないと、大変危険です。
②一酸化炭素中毒
狭い幕内での火器の使用は、一酸化炭素中毒のリスクがあります。
この二つの危険を回避する為に、様々な冬用のキャンプギアが必要で、真冬でも快適なキャンプを楽しむ為には、実は一年の中で一番お金がかかるシーズンとなります。
それでは真冬のキャンプに必要なギアをご説明していきます。
真冬のキャンプ。最初に必要なギアといえば、テント本体となります。
テント自体の説明を挟むとかなりの長文になってしまいますが、とりあえずベンチレーターという空気穴があるタイプの購入をおすすめ致します。
ベンチレーターがないと、真冬に換気の為に、入り口をこまめに開放しなければいけなくなります。
後は自分がやりたいスタイル。徒歩やバイクのキャンプ。車でのソロやファミリーキャンプ。焚き火を至近距離でやりたい場合は、対燃性がある生地かどうか、薪ストーブを使用したいなら、薪ストーブを設置可能かどうかなどで、判断するとよいかと思います。
自分がYouTubeで実際に使用しているソロ用のテント、おすすめを貼っておきます。
それでは設営の流れに沿って、ご説明をしていきます。
まず最初に、テントを広げてペグで固定していきます。
自分は頑丈で安価な鍛造ペグを利用しています。
テント本体の設営には30センチの物を使用。軽く何かを固定したい場合等のサブとして、20センチの物を利用しています。
キャンプは強風が最大の敵とも言えるぐらいには、本当にやっかいで、短いペグだと風で引っこ抜けて、テントが倒壊する危険がありますので、長めで頑丈なペグの用意をおすすめします。
余談ですが、風速6メートルを越えそうなら、キャンプ途中でも断念する事もあります。
ポールが折れたり、テント本体のペグを固定するループが破けたりする可能性がある為です。
真冬は地面がカチコチに凍っている場合があり、しっかりとしたハンマーがないとペグが刺さらない、引っこ抜けない可能性が高いです。
ペグハンマーも個人的に用意した方が良いと考えています。
次は寝床の用意になります。
真冬のキャンプで最も重要な用意の一つが、底冷え対策となります。
底冷え対策が甘いと、外気温が氷点下の日には、背中が寒くて眠れない一夜を過ごす事になります。
実はこの寝床関係が、真冬のキャンプで快適に過ごそうと考えた場合、とてもお金がかかる部分となります。
初心者の方が安く済ませたい場合は、ホームセンターにある分厚い銀マットを購入し、地面からの冷気への断熱材として利用するのが安価でオススメとなります。自分も最初から高額なギアを揃えていた訳ではありませんので、無理ないペースでゆっくりと購入していくのが良いと思います。
化繊で折り畳みがあまり出来ないデメリットはありますが、安価なオススメ寝袋のリンクを貼っておきます。
この寝袋だけでは寒いという方は、インナーシュラフという寝袋用の毛布を入れると良いと思います。
自分が真冬キャンプで使用しているギア
寝床の設営が完了したら、自分の場合は、薪ストーブか、石油ストーブ。補助用にマイ暖の用意となります。
ただこれらのギアは、どれも高額なギアとなります。
初心者の方は、テントや寝袋にお金をかけるべきですので、最初の頃は電源サイトを利用し、自宅から電気毛布やカーペットなどを持ち込むのをおすすめ致します。
真冬のキャンプで、焚き火以外に暖を取る手段がないと、急激な悪天候で焚き火が出来ない場合に、低体温症のリスクが飛躍的に高まり危険です。
左側にぶら下がっている黒いキーホルダーのような物は、DOD一酸化炭素チェッカーになります。
幕内で薪ストーブやマイ暖などのカセットガスを使用する物。石油ストーブなどを利用する場合は、幕内に一酸化炭素チェッカーの設置をした方が安全です。
実際に幕内ストーブ使用での悲しい事故は、何度も過去に起きていますので、必ずご用意するのが間違いないかと思います。
何も用意せずに、寒いからと幕内に燃えている炭火などを入れると、一瞬で一酸化炭素チェッカーが反応するぐらい危険なので、炭火を幕内に入れるのは絶対にやめて下さい。
一酸化炭素チェッカーは、少し高価になりますが、日本製をおすすめします。DODの一酸化炭素チェッカーは、公式サイトのネット通販で購入できます。
テント設営、寝床の用意、暖を取る手段の確保、一酸化炭素チェッカーの設置と電源オンが完了したら、後はお好きなキャンプギアを自由に配置して完了となります。
ランタン、テーブルとイス、焚き火関係、クッカー類、悪天候時の予備にバーナーなど、好きなギアを持ち込んで、めちゃくちゃ真冬の山奥は寒いですが、冬のキャンプを楽しんでもらえたらと思います。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。