日本軍「慰安婦」被害に遭った宋神道(ソン・シンド)さんは、在日朝鮮人としてただ一人、被害を訴え、日本政府を相手取り裁判を起こしました。

 

騙され、暴力を受け、社会から蔑まれながら生きてきたために誰にも心を許さなかった宋さんは、この裁判を通して多くの人たちと出会い、自分の体験を語ることで、傷ついた心を回復していきました。

 

特に宋さんに寄り添いながら宋さんとともに闘ってきた「在日の慰安婦裁判を支える会」の人たちとの触れあいはとても大きな支えとなりました。


 2017年、宋さんは27年間ともに歩んできた「支える会」の人たちに見守られながら、この世を去りました。

 

しかし、宋さんの歩みは、宋さんと出会った多くの人の心の中に、今も色鮮やかに残っています。


 「写真展」では、支える会として活動してきた李文子さん、川田文子さん、柴崎温子さんの3人が撮った写真を展示します。

 

期間中、講演と映画上映、そして最終日には歌も予定しています。

 

ぜひ、宋さんの苦悩と闘いと笑顔に会いに来てください。