〈立川で南北コリアと日本のともだち展〉友好のパワースポット

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 11月14日~16日、女性同盟西東京と三多摩日朝女性のつどい主催の<in立川「南北コリアと日本のともだち展」>が、立川子ども未来センターギャラリーにて開かれた。

 子どもたちの未来に、差別や偏見のない平和の花を咲かせるための土台づくりになればと、ウリハッキョのある地域での開催となったが、3日間で延300人程の老若男女が訪れ、賑わった。

 西東京第1朝鮮初中級学校や同校美術の先生の協力を得て、会場には平壌、ソウルでのワークショップに参加した子どもたちの様子を知らせる展示物や作品、ウリハッキョと交流のある近隣小学校(立川7小)の子どもたちの作品が仲良く並んだ。

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 朝鮮民主主義人民共和国、韓国、中国、日本、在日コリアンの子どもたちの作品が互いに混じりあう会場はまさに友好のパワースポットとなった。

 ギャラリーで行われたワークショップ「ともだち名人キャラクター」作りコーナーでは、訪れた子どもたちが自由に仲間を増やし、自作を展示したり…

 美術の先生秘蔵の(西東京第一生徒たちの作品「ともだち名人」たちを纏めた)「キャラクター図鑑」閲覧コーナーは、会場をいっそう明るく楽しませてくれた。

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 「子どもたちの絵や作品を見ていると未来を感じる」「この作品のように真直ぐな眼差しのまま育ってほしいと思う」「住む場所や国ごとの特徴がよく出ていて…でも子どもたちはみんな同じ」「子どもたちの力って凄いね! 癒された」などの温かい言葉。

 展示会では、国境を超え一堂に集まった子どもたちの作品から、大人たちへの大切なメッセージを受けたのではないだろうか。

 10数年前からこの様な貴重な活動を地道に積み重ねて来られた「ともだち展」関係者の方たちに頭の下がる思いと共に、沢山の地域で展示されることを願ってやまない。

 ウリハッキョの「高校無償化」からの排除や民族教育を取巻く環境が厳しい時ほど、草の根の取り組みの大切さを再確認する良い機会になった。

(李順姫 西東京女性同盟委員長)