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お願いしま~す!」 「読んでくださ~い!」 「ありがとうございます!と、
清らかな声をあげながらウリハッキョの中級部三年生たちが、その汚れ無き手から道行く人たちにチラシを配っている。
 
<子どもたちの夢、オモニたちの心>のチラシ。
そこには、
・すべての子どもたちに学ぶ権利を!
・朝鮮学校に「高校無賞化」適用を!
・朝鮮学校への補助金復活を!
と。
 
丁寧に笑顔で、この3月に卒業していった先輩たちの思い、自分たちの未来に希望を繋ごうと、一生懸命そのチラシを渡す子どもたち。
 
なかなか受け取ってもらえなかったり、「頑張ってね!」、「チョゴリ、素敵だね!」「応援してるよ」とあたたかい言葉に励まされたりと、子どもたちの心は陰ったり晴れたり。
 
ハッキョの最寄り駅周辺でのビラ配布に、行動を共にしたオモニ達や大人たちは、近隣の人たちに子どもたちを温かく見守って欲しいと託す、熱い思いが満ちる。
 
子どもたちの翼を折らないでほしいと、一緒に声をあげて下さい。
ビラを配る子どもたちの澄んだ瞳を曇らせないで。
そろそろ終わりの時刻、残りのチラシを受け取ろうとすると「今、電車が入って来るので最後まで配ります」と、目を輝かせて意思の強さを見せた女子生徒。
 
始まりの直後は数人に断られたのか、べそをかいてた男子生徒が終盤には、達成感を満面の笑顔で見せてくれた。
今日、私はあなた達からたくさんの勇気を受け取りましたよ。
 
愛くるしくて抱きしめたいくらいでした。
あなた達が悲しいときも嬉しいときも、傍にはいつもあなた達を見守り、温かく支えてくれる多くの人たちがいることを忘れないでほしい。
あなた達は私たちの未来だから。
未来を汚すことは、決して許されない。
 
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