11月18日の日曜日(皆さん日曜がありませんね…)国分寺Lホールにて
三多摩日朝女性のつどいの主催で
東京経済大学教授の徐京植先生を講師に招き
「在日朝鮮人ってどんなひと?」と、題する講演会を開きました。
 
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 満員御礼の大盛況でした。
 
今年の初めにこの本(徐京植先生の著書「在日朝鮮人ってどんなひと?」平凡社)に出会い、
在日朝鮮時人を取り巻く悪環境の中、基本中の基本について一人でも多くの人たちに正しく知って欲しいという一念から、私たち<日朝女性のつどい>はこの講演会に漕ぎつけました。
 
100人近い人が集まり大盛況に終えることができました。
(お忙しい中、受けて下さった徐先生、コマッスムニダ!)
先生のお話はとても分かり易く、在日朝鮮人である私も気付かされることの多い内容でした。
 
改めて私たち在日朝鮮人の置かれている状況や環境、思考、次世代に伝えたいこと…
多くを考えさせられました。
「差別をしてはいけない」と言葉でおしえても、何が差別なのかが分かっていない人たちが多いこと。
 
無意識の言葉の暴力が公的、社会的に行われている実態。
気付かない。気付けない。その意識を変えていかなくては。
 
国籍の選択、学校の選択、結婚相手、其の他様々な選択は、
私たちにとって多様化とか自由とかでは片付けられない複雑な課題。
 
私たち在日コリアンの「選択の自由」は本当の「自由」なのだろうか…
楽な選択、厳しい選択…
そうせざるを得ない環境。  その環境をどう生きるのか、も。 
 
「選択の自由」という事へ、無意識に逃げてしまったり…  
どのような環境、状況に置かれているのかを客観視し、受け入れることの必要性。
衣は着替えられても、中身は変えられないですものね。
 
楽でなくとも、あえて厳しい選択をし、逞しく生きる人たちが居ること。
まだまだ一度では伝えきれない事も多いと思いますが、様々な発想の機会になったのではないでしょうか。
 
なんと、私たちの講演会に参加するため遥々大阪から来られた方もいらっしゃいました。ありがたい事です。
民族学級で講師を務めているその方は、小学校高学年、中学生を対象に徐先生の著書「在日朝鮮人ってどんなひと?」を是非、補助教材に使いたいと言ってました。
「講演会を開いてくれてありがとうございます」と私たちが感謝されてしましました。
 
知ることが大切。
これからも地道に歩みます。
 
写真を写して下さってた八王子ヨンチョル委員長!
良い写真があったら是非ほしいです!