雨で一週間延びたウリハッキョの運動会。
ウリハッキョならではの光景がある。
オモニ会やチョチョントンム達による売店。
アイスコーヒーやビール、お茶に加えキムチにハチの巣、アイスクリーム。
売店のテントの下はオモニ会のOB、地域の青年たちで賑っている。
この光景は、子どもたちの元気な姿やお昼のご馳走に並ぶ、ウリハッキョ運動会のもうひとつの風物詩。
 
逼迫するハッキョの財政の助けにと、事あるごとに売店を広げ、子どもたちへの愛情を散布。
売る方、買う方どちらの気持もハッキョサランに溢れている。
 
そんな温かな気持ちの溢れる運動場では、元気いっぱいの子どもたちが、青組・紅組負けずと走ったり、跳んだり、応援合戦を繰り広げている。
 
勿論、眺める親たち、ハラボジ、ハルモニの顔は満面綻んでいる。
外に吹く風の冷たさなどなんのその。ほのぼのとしたひと時を過ごした。
 
昔に比べ数は少なくなったものの、騎馬戦はやっぱり興奮。
でもあっという間に終わってしまいちょっと残念。(心が痛む…)
 
組立体操で見せる5重の塔もはらはらドキドキ。
 
中学3年生の親が待ちに待った親子競技。
9年間ありがとうと、娘をアボジが背負い、息子はオモニを背負っての競技。
 
(かつて、どこかのアボジが、この競技の勝ち負けは紅・青の勝敗に影響の無いことを確認し、一分一秒でも永く娘を背負いたい一心から、ゆっくりゆっくり走っていたっけ…)
 
地域別リレーは、子どもも、大人も、地域を背負いその張り切りようがもの凄い。
応援も、どの競技より盛り上がる。
大人たちは、熱い気持ちと逸る思いに体が追いつかず、毎年転倒者が出るほど。
 
そんなところから、地域愛が芽生えてくるのかな…
 
競技に劣らず、ウリハッキョの運動会の見ものは行進。
 
高学年、中学生の行進は圧巻だが、何と言っても低学年の行進は見るに楽しい。
 
一生懸命に、力一杯、だが手足が一緒。
ハラボジが大声で「手足が一緒だ!」と叫んでる。
子どもたちは手足を更に高く、力を込める。 だが、やっぱり手足一緒…
 
だって本人たち、自分は手足が一緒だなんて、少しも思ってないんだから。
更に更に一生懸命行進する子どもたちの愛くるしさに、何もかも忘れて思いっきり大笑い。
一瞬にして疲れが吹き飛ぶようです。
 
これからも守って行きたい子どもたち、ウリハッキョ。
 
毎年の事ではありますが、素晴らしい運動会を準備して来られたソンセンニム、コマッスムニダ。
オモニ会や関係者の皆さん、ご苦労さまでした。
 
 
美味しいお昼ごはん、お腹一杯ご馳走になりました。
チャル モゴッスムニダ!