朝、駅のホームで小学1年生くらいの小さな子どもが、「中野から国分寺に行こうとしたんですけど、どうしたらいいですか?」と不安そうに、駅員さんに尋ねていました。(降車駅を一つ、乗り越してしまったようです。)
若い駅員さんは、隣のホームを指さしながら「一番線の電車で行けます」と答えていました。
…「次が国分寺だよ」と足してほしい…と思い近づこうとしましたが、声を掛ける間もなく、その子はエレベーターに乗って上がって行きました。
大丈夫だろうか…大丈夫!
しっかり自分の言葉で、意思表示をしていた小さな子どもの逞しさを感じました。
電車通学をさせる親御さんの心配が手に取るように分かる。
ウリハッキョに通う多くのの子どもたちも、電車通学。
オモニ達は入学したての幼い子どもたちに、「降りる駅を乗り越したり、電車を間違ったりしたときは、泣いたり慌てたりせず、駅員さんに○○へ行きたいのですが…と自分の行き先をはっきり伝えて教えてもらいなさい」と、駅員さんに頼ることを何度も何度も諭し、子どもたちの無事を毎日願っているのです。
4月になり、新入生の通学が始まる。
不安を抱えながらも希望に胸を膨らませ、新たな出発をする子どもたちを、暖かく見守ってあげたいですね。