一昨日(7/28)「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会の一員として、文部科学省要請に行って怒りに震えた。
 
 文部科学省初等中等教育局・主任視学官が対応に出てきたが、この度の「朝鮮学校に対する当面除外」は決して意図的な差別ではないと言い張る。
 
 あくまでも4月時点では「高校無償化」に関する法律施行規則(2010年4月1日文部科学省令第13号)に該当しないので、朝鮮学校を対象とするかどうするかを「検討」しているという。
 
 政治的観点ではなく、教育的観点からテクニカル的な部分での検討をしていると言う。
 
 あまり理解しがたい表現で納得もいかない。差別以外の何なのだろう。
 無意識の差別がもたらしている現実に目を向けてほしい。
 民族教育が否定され続けていること自体、植民地主義が今も直続いている結果ではないか。
 
 今まで、(今でも)ウリハッキョは何かと除外の理由に各種学校だからと、言われ続けてきたのに、「高校授業料無償化」の対象に各種学校が含まれたと思ったら、今度は各種学校だとしてもややこしい色分けをし、ウリハッキョは該当せず。と…
 
ウリハッキョが該当しないとする各種学校の色分けは、どんなもの?
 
イ、高等学校に対応する外国の学校の過程と同等の過程を有するものと
 して該当外国の学校教育制度において位置づけられたものであって、
 文部科学大臣が指定したもの
 
ロ、イに揚げるもののほか、その教育活動などについて、文部科学大臣が
 指定する団体の認定を受けたものであって、文部科学大臣が指定したも  の
 
ハ、イ及びロに揚げるもののほか、文部科学大臣が定めるところにより、
 高等学校に類する過程を置くものと認められるものとして、文部科学
 大臣が指定したもの
 
  この3項目に朝鮮学校が該当しないのだとか。
 何故なら北朝鮮本国の教育関係者と連絡がとれないからだそうです…
 
???
 
 その不平等な規則や理不尽な通達の下で、生身の子供たちが平等に学ぶ権利が侵害され、常に我慢を強いられているという現実に、民族教育実施から65年経とうとする今も、気付こうとしない日本政府に対し、怒りを越して呆れています。