故郷が在るって良いね~とよく言われます。

先日、生まれ育った故郷へ法事、墓参りに行ってきました。
40年以上営んできた実家の店も一昨年閉め、
幼いころから通った八百屋さん、薬局本屋さんまでシャッターが下り
過疎化が進んでいるように見えました。

近所のおじいさんの背負子に入り、トウモロコシ畑に連れて行ってもらったこと。
ご近所中に、わたし用のお茶碗、お箸が置かれていたっけ…


閑散として寂しくなったな~と思っていた所、ひょっこり勝手口に若者が!

18歳の時から家にアルバイトで来ていた日本人青年、聞くと37歳になったとか。
お盆だからと、わざわざハラボジ、ハルモニ、アボジの慰霊にお線香をあげに訪ねてきてくれました。(本当にありがたかったです)

一人息子と次女を祖国に送り、とうとう自由な行き来も叶わず、石の下に眠るハラボジ、ハルモニ。

故郷の地を再び踏むこともなく、逝ってしまったアボジ。

お墓参りをしながら自ずと、力を注ぐべきものが見えてくると同時に胸が痛む。
次世代に、必ず継ぎたい一つの祖国。


良いでしょ!
私たちには、心の故郷〈祖国〉が在るんですから~