違いのわかる男 | 悦楽のふぃふてぃーブログ
もうかなり前、ラジコンドリフトを始めて数年でしょうか
とあるサーキットで走行させていた時の事です
そこのオーナーさんはツーリングカーがメインで、ドリフトはしない方でしたが
そのオーナーさんにこんな事を言われました


そんなに一生懸命いじってるけど違いわかる?

続けて
居てない間に誰かにセッティング変えられてたら気がつく?

分からないから、違いを知りたくていじってるつもりでしたが、なかなか衝撃的な一言でした

悪気は無く、走らせる時間を多く取ることで上達を促す言葉だと受け取りましたが

確かにセッティングって難しいですよね
誰かに教えて貰ったり、人のセッティングシートを参考にしても
自分の操作次第で変わることですから
正直当てにならないと思います、それよりも自分の感性を研ぎ澄ます事の方が大事ですよね

その感性を研ぎ澄ますにも、セッティングの感じ方も人それぞれ
それぞれと言うか、セッティングに関してはクルマの素性次第で感じ方が変わってしまうと言った方が正確でしょうか

素直なクルマを作る事の難しさ、それは長く続けて分かる事の様に思います


話は変わって
また違うサーキットに行き、その時はエンジンツーリングを初走行させた際の事

オーナーさんに初めての走行だと相談
普段はドリフトラジコンをしているんですが、なんて話を交えつつ、シャーシを見てもらいました

良かったら、クセやおかしな所がないか見てもらえませんかと走行をお願いしました

走行後、凄くナチュラルに出来てますよ
もし、クルマの動きを変えたいと思う事が有れば相談して下さいね
クルマのクセは無いんで、ボデーで対応された方がいいと思いますよ
との事でした

どちらのアドバイスも、走行する事で上達を促す言葉だと思います
ツーリングカーの考え方はこう言うのが一般的なのかも知れませんね、実際ボデーは凄く変わります

メーカーが考え抜いたシャーシを活かしきれてないのに、簡単にいじるのは良くないよって話になるんでしょうか?

といっても、数年前の話なんで現在はわかりません
また違ったアドバイスが有るかも知れませんね


感性を言葉にするのは難しいです
クルマが素直なら、闇雲にいじるよりボデーで空力特性に頼るってのは間違いない話しだとは思います


そんな訳で色々セッティングの事を書いてますが、こうすればこうなると言うのはあまり書かない様にしています
同じことをしても、クルマが素直に出来てるかどうかで、効果は変わってしまいますから

いつも書くのは考え方をメインにしています
考え方にクルマの素性は関係ありませんから

考え方を自分のクルマに当てはめて行った時、必ず変化を起こす場面があるはずです
その時に初めて自身で気が付くと思います、こう言う事なのかと

セッティングに正解は無いと思っています
走行させやすいクルマが正解だというなら、他人のコピーでも可能かもしれません
ただし、身近で試乗させて貰えて初めてわかる事です

その正解はあなたの中にしか無いものだと思います


とはいえ、走行スキルは当然必要になるし、経験値で好みは変わるでしょう

サーキットで長く練習する事で、スキルアップにもなるし、知り合いも増えるでしょう
知り合いの中に、自分好みのクルマも見つかるでしょう
自分好みのクルマが見つかった時に、その人は上手く教えてくれるでしょうか?
また教えて貰えたとして、次あなたは上手く教える事は出来ますか?

いい繋がりを続けて、また自身のラジコンライフをより良いものにする為に必要な事は
盛り上げたいなら、全体の底上げが必要ではないでしょうか?

答えを教えられても勉強にはなりません
必要なのは問題を解く為の基礎知識ではないでしょうか


そんなニクキュウさんは違いの分かる男かどうかですが
( ̄(工) ̄)
分かりません

分かりませんが、周りに支えられて今に至ってます