台湾BL、「HIStory 2 越界~ 君にアタック」を視聴しました。
視聴のきっかけとしては、ブロ友さんのブログで知った台湾BL関連のニュースで、主演のフェンディ・ファンの存在を知ったことです。
このニュースで彼は、「『台湾男神』と称される正統派イケメン」と評価されており、画像を検索してみたところ、確かに超イケメンだったため、彼目当てで視聴しました。
あらすじ
喧嘩っ早いが真っ直ぐな心を持つユーハオ(フェンディ・ファン)はその運動神経を買われバレーボール部から勧誘を受ける。一度は入部を断るユーハオだが、バレーボール部マネージャーのツーシュアン(ザック・ルー)のアタックに見惚れてしまう。
怪我で選手の道を諦めたツーシュアンの気持ちを知ったユーハオは代わりに夢を叶えようと、猛特訓を始める。
2人で練習を続けるうちにユーハオはツーシュアンに惹かれていく。そして迎えた大事な練習試合の前日、ユーハオはツーシュアンに告白するが思いもかけない言葉が返ってきてしまい…。
一方、ユーハオの親友のツェンウェン(ニック・ヤン)は血の繋がらない兄ツェンウー(パトリック・シー)への密かな想いに苦しんでいた。
楽天TV HPより引用
主要登場人物
ユーハオ(フェンディ・ファン)
喧嘩が原因で転校してきた不良。
実は、男子に絡まれた女子(ツーシュアンの妹のチェンルー)を助けたのが喧嘩の原因。
ジャンプしてフェンスを乗り越えたところをバレー部のキャプテンと部長(ツーシュアン)に目撃され、バレー部にスカウトされる。
最初は乗り気でなかったが、ツーシュアンのジャンプ・サーブを見て、ツーシュアンに一目惚れ。
母親と二人暮らしで料理上手。
バレーの選手になってママを喜ばせたいママっ子。
中の人、フェンディ・ファンは、「『台湾男神』と称される正統派イケメン」との評価の通りの超イケメンです。
インスタ等での、ばっちり決めた彼には、漂亮という形容詞がぴったりですが、本ドラマの彼は、短髪のスポーツマンの高校生設定ということもあり、ワイルドで可愛い系です。
そして顔が良いだけではなく、身体も素敵で(なかなかお脱ぎにならないですが腕の筋肉に魅了)、演技も良く表情が素晴らしい。ニヤニヤしながらツーシュアンを見つめる表情が、子犬のようで可愛いです。
ツーシュアン(ザック・ルー)
バレー部のメガネ部長。
以前は、ジャンプ・サーブが得意技の、絶対的なエースだったが、左膝を怪我して、プレーができなくなり、現在は指導に専念。
冷静沈着、頭脳明晰な雰囲気だが、妹には逆らえないシスコン。
なお、妹チェンルーは強烈キャラ&料理の腕が壊滅的。
男子生徒に絡まれているところをユーハオに助けられたことがきっかけで、ユーハオに惚れている。
兄のツーシュアンは、妹チェンルーから、手作り弁当をユーハオに渡す等の協力を強いられるが、これがきっかけで、ユーハオとツーシュアンの仲が急接近。
実はツーシュアンは、ユーハオがジャンプでフェンスを乗り越える姿を見て一目惚れ(こちらのインタビューによれば、お互い最初から一目惚れ設定とのこと)。
中の人、ザック・ルー(盧彥澤)は、日本では彦澤さんと呼ばれたりして親しまれているようです。
視聴前は、このメガネ君に萌えることができるのか心配でしたが、いざドラマで見てみると、なんとも言えないエロさと肉体美をお持ちの魅力的な方でした。
最初はツンデレな感じだったのが、あっという間に打ち解けてからの爽やかな笑顔や、優しく知的で勉強教えてくれるところ、怪我をしてプレーできなくなってもバレーへの情熱を持ち続け、指導や戦略面で貢献しようとするところなどが素敵で、ユーハオが惚れるのも納得でした。
ツェンウー(パトリック・シー)
ツェンウェンの義理兄(親の再婚で兄弟になった)。
ツェンウェンを守るため、いつも寄り添っているらしい。
実はバレーが得意で、ユーハオと一緒にバレー部に入って活躍する。
中の人、パトリック・シーは、「時をかける愛」の主演の一人ということで、割と有名みたいです。
本ドラマでは、刈り上げっぽいヘアスタイルで損している感じがしますが、実はかっこいいな…と見ながら気付きました。
ツェンウェン(ニック・ヤン)
お兄ちゃん大好き弟。
兄と一緒にいたいけど、自分が負担や重荷にならないかと心配している感じ。
兄に彼女ができたと勘違いし、距離を置いたりして、兄とジレジレした雰囲気に。
萌えポイント等
とにかくメインCPが、可愛く爽やかで、エロさとエモさもあり、魅力的でした!
いわゆるNCシーンと言えるようなものはありませんが、ユーハオの脳内が煩悩と妄想にまみれており、メガネ部長も想定外のセクシーさと肉体美をお持ちだったので、ラブシーンもなかなか見応えがあってよかったです。
メガネ部長お色気満開シーンとしては、部室での壁ドンキスシーン、シャワールームでタオル落下事件など。
本ドラマを象徴するのはやはりネット越しのキスシーンですが、この部分の中国語字幕付きの動画があり、タイトル回収できました。
ユーハオのセリフ、「ラインを越えたけど、これは試合じゃない」の部分ですが、中国語字幕は「我知道我『越界』了 但这不是比赛」となっています。
「越界」は、ラインを越える、境界を越えるという意味合いで使っているようですが、バレーのルールと、2人の関係(友達のラインを越えた)を掛けているのだろうなーと思います(ドラマの英語タイトルは”Crossing the Line”)。
「君にアタック」も絶妙にダサくて良いのですが、「越界」はなかなか気の利いたタイトルだと思いました。
その他、ユーハオが、メガネ部長の妹に、メガネ部長の好きなところを語るシーンも好きです。
王道かもしれませんが、ネクタイ引っ張って…のシーンも萌えです。
なお、このドラマ、サブCPの兄弟もかなり人気のようですが、私の中でのウェイトは、メインCP:9、サブCP:1くらいの感じです。
約40分×4話と、尺が短いことから、サブCPの方にはあまり入り込めず…もう少し掘り下げが欲しかったです。
とはいえ、兄役のパトリック・シーは、雰囲気があってかっこよく、彼が重要な役で出演している「時をかける愛」は、ストーリー的にかなり面白そうなので、機会があったら見てみたいと思っています。
全体感想
実は視聴前は、フェンディ・ファンはめちゃめちゃイケメンだけど、相手役のメガネ君とサブCPはどうだろう…と思っていましたが、カルピスのような爽やかさと、適度なエロさとエモさもあり、楽しむことができました。
尺が短いこともあり、どっぷりハマる、ということはありませんでしたが、見ながら途中で飽きることはなく、気軽に最初から最後まで楽しむことができました。
HIStoryシリーズは、気軽に見ることができて、内容もなかなか良いので、あとは、「HIStory2是非〜ボクと教授」、「HIStory3 圏套~ラブ・トラップ」、「HIStory4 隣のきみに恋して」は見てみようかな、と思っています。
腐文化に関する中国語表現について(追記)
台湾BLにありがちな設定として、本ドラマにも腐女子(バレー部のマネージャー)が登場するのですが、ユーハオが彼女のことを「腐女」と称するシーンがありました(中国語字幕未確認ですが、多分)。
気になって、ChatGPT先生に質問して、以下のような代表的な腐用語を教えてもらいました(※ChatGPT先生はときどき間違えるため、正確性は保証できませんのでご了承くださいm(__)m)。
国境を越えた、豊かな腐文化の広がりを感じます。
- 腐女(fùnǚ):日本の「腐女子」に相当。
- 腐男(fùnán):「腐女子」の男性版。
- 腐民(fùmín)、腐人(fùrén):性別に関係なく、腐文化に興味がある人々を包括的に表現する言葉。
- 腐文化(fù wénhuà):腐に関連するすべての文化や現象を表現する言葉。そのままですね…。
- 耽美(dānměi):これは有名ですね。特に中国語圏でBL文化に関連する作品を指す際に使われるとのこと。
- 腐圈(fùquān):腐文化のファンダム。腐女や腐男が集まるオンラインコミュニティなど。
腐民(fùmín)、腐人(fùrén)は、性別・年齢に関係なく使用できるので、ユニバーサルな社会に相応しい便利な表現だと思いました。