中国ドラマ「致命遊戯」★★★★

 

こちらも以前から気になっていたドラマです。

FODに来てくれたため、視聴しました。

 

同様に、中国ブロマンスドラマである「光・淵」とどちらを先に見ようか迷ったのですが、ChatGPT先生に相談したところ、「BL好きならはっきり言って致命遊戯の方がずっとお勧めです」とのご意見だったので、こちらを先に視聴しました。

 

あらすじ

海外の人気ゲーム“霊境”は、プレイヤーに不可解なことが立て続けに起きたため輸入が禁じられている。このゲームの“扉の世界”で命を落とすと、プレイヤーは現実世界でも死んでしまうのだ。しかし様々なルートで“霊境”を入手する者が後を絶たず、ゲームプログラマーであり、ゲームの達人でもある凌久時もその一人だった。プレイしてすぐに危険にさらされた凌久時は、“霊境”経験者の阮瀾燭によって救われ、彼からその世界のことを学ぶことに。やがて生死を共にする関係となった二人は、ゲームを“浄化”するために動き出す…。
 

 

 

登場人物紹介

メインCP

凌久時(Líng jiǔ shí)

阮瀾燭に誘われて黒曜石に加入する。優れた聴力の持ち主。過去のトラウマを抱えているゲームプログラマー(公式サイトより)。
 
心優しいので、怪物たちにもモテモテ。
しかし、恋人いない歴=年齢 と判明。
イケメンだけど自覚がなく、恋愛に関しては鈍感そうな感じ。
 
彼は可愛いイケメンでした。
可愛いといっても、私が得意でない、中性的な感じではなく、男性的魅力のある高身長のイケメンだけど、可愛らしさもありという感じです。
 
重ための過去があり、他人(含む怪物)の心の痛みを理解できるため、人にも怪物にもモテモテって、ちょっと「一筆お祓いいたします」の一永みたいだなと思いました。
 
凌凌という愛称が彼の雰囲気に合っていて、リンリンいいねー可愛いねーと思いながら見ておりました。
 

阮瀾燭(Ruǎn lán zhú)

黒曜石のボス。凌久時を見込んで幾度となく救う。冷静沈着でミステリアスな雰囲気を漂わせている(公式サイトより)。

 

彼も端正なイケメンでした。

凌凌は親しみやすいイケメン、阮瀾燭はミステリアスかつシャープで冷たい感じのイケメンという感じでした。

 

リンリンを見るときの獲物を狙うような目つきが怪しくて良かったです。

 

 

その他気になったイケメン

黎東源(Lídōngyuán)

白鹿のボス。朗らかで、”白潔”に恋をしている(公式サイトより)。
 
阮白潔は阮瀾燭の妹という設定で、阮瀾燭からは妹をダシに散々おちょくられる面白キャラでしたが、実は超いい人で、最終的にはかなり美味しい役回りでした。
 
彼もイケメンだったな…。
 

陳非(Chén fēi)

黒曜石のメンバー。医学の知識を持つ(公式サイトより)。

 

彼もかなりのイケメンでした。

しかし出番があまりなくて残念。

 

医療担当だからか(しかし獣医)?一緒に扉に入ることもなく。

そういえば、扉の中で負った怪我は、現実世界には持ち越さない設定なんでしたっけ。

扉の中でお亡くなりになった方は、無傷で現実世界に戻ってきて、時間差でお亡くなりになっていたような。

 

しかし、扉内で怪物にボコボコにされた2人の治療もしていたような。

設定をよくわかっていません💦

 

中の人(厳子賢)、ショートドラマの男主などもされて注目のイケメンのようですね。

このドラマでは可愛らしいセーターを着ている印象でした。

 

感想※ネタバレ注意

イケメンを愛でるドラマとして

メインの2人とも相当なイケメンで、黎東源、陳非もイケメンということで、イケメン人材豊富でした。
 
私の印象では、大陸のドラマでメインを張る役者さんはイケメン率・イケメン度が総じて高い気がします。
 
正直、日本や台湾のBLドラマを見ていると、果たしてイケメンなのか?よくわからなくなることも少なくないのですが、大陸の場合は、ハズレが少ないというか、好みかどうかは別として、皆さん総じて長身で美形な気がします。
 
やはり人口14億人ゆえにイケメンの絶対数が多いのか❓180超えの美形がゴロゴロ登場するのは嬉しい悲鳴ですね。
 
とはいえ、華流ドラマのイケメンは、髪型が残念と思ってしまうことが多く…(いつも同じようなこと言ってますが)。
 
私は前髪はナチュラルに下ろしているか流しているのが好みなので、前髪がオールバックで、髪全体が四角い感じにセットされている感じの髪型、苦手なのです。
 
「奇蹟」のジョールイの4年後とか、「History 3  圏套 ラブ・トラップ」のタン・イーなどがそのパターンでした…。
致命遊戯の2人は、最初は2人とも前髪下りてて可愛かったのですが、阮瀾燭は、人皮鼓のエピソードが終わった辺りから、前髪が上がって四角い感じになってしまい。
 
扉に入ったら数日泊まり込みなのに、セットが崩れないのが凄いですが(現実世界では15分くらいだから?)、横顔の後頭部のボリュームが気になって仕方がなかったです。
 
可愛かったリンリンも、終盤近くなると、前髪上がってシャープな雰囲気に。
あの髪型の変化は、扉での経験を経て、浄化への使命感を強めていく2人の心境の進化を表しているのかな?と思いましたが、個人的には2人とも、途中からの髪型がちょっと残念でした…。

 

 

ブロマンスとして

ブロマンスは匂わせ程度との前評判を聞いていた本ドラマ。
ChatGPT先生には、ブロマンス度が高いと勧められ、どっちなんだーと思いましたが、私の印象としては、腐民狙いであることは明白だけど、やはり匂わせ止まりだと思いました。
 
阮瀾燭は、しょっぱなから、リンリンに指輪プレゼントするし同衾するし、直接的といえば直接的ではあるのですが。
 
このドラマの世界では、12の扉に一緒に入ろう=プロポーズみたいなものなんですね。
一生守る発言してるし、その後実際、身を挺してリンリンを守っているし、リンリンも阮瀾燭の好意を自然に受け入れて、ラブラブではあるのですが。
 
私はブロマンスでもBLでも、2人が惹かれ合い、絆を深めていく過程や、お互いでなければならない理由が自分なりに納得できないと萌えないのです…。
 
この2人については、命懸けで扉をクリアしながら絆を深めたのはわかったのだけど、阮瀾燭が何故当初からあんなにリンリンを好きなのか、彼の出自を知るとますますよく理解ができず(役割を全うする使命感であって恋愛感情とは違うのでは、と)、リンリンの方も、阮瀾燭の好意を自然に受け入れつつも、恋愛経験がなくて鈍感、天然なこともあり、恋愛感情なのかよくわからなかったです(リンリンは終盤、棗棗ともいい雰囲気だったので)。
 
しかし、ラストの50年愛を思うと、リンリンの方も、めちゃめちゃ阮瀾燭を愛してたってことですよね。50年も一人だったのかと思うとあまりにリンリンが可哀想ですが…。
 
黎東源も、阮白潔=阮瀾燭と知った後も、阮瀾燭を好きだった、というのも、ブロマンス的にはよきなのですが、退場直前に、ええ、そうだったの❓という感じだったので、彼の想いについてももう少し掘り下げて欲しかったです。
 
黎東源は、最終的には、彼をめっちゃ愛していた妹分の荘如皎のことを、単なる妹分を超えて大切に思っているようだったので、結局好きなのはどっち?と思ってしまいました。
 
陳非も阮瀾燭を好きだった、というのも唐突に出てきて、掘り下げられずスルーされたので、この辺ももう少し描写が欲しかったです。陳非もかなりのイケメンなのに、黎東源のような見せ場もなくて残念でした。
 
そんなわけで、イケメン度は申し分なかったですが、私的には腐的な萌えはあまりなかったです。
 
直接的なラブシーンがないのはブロマンスだから仕方ないにしても、同じくブロマンスの山河令は濃厚な愛の物語でした。あれは何だったのでしょうか。
 
今、同じく中国ブロマンスの「光・淵」を見ており、まだ序盤ですが、個人的にはこちらの方がブロマンス度高いのではないかと思っています(ChatGPT先生には、致命遊戯の方がずっとBL度高いと勧められたのですが)。
 
「光・淵」では、過去に運命的な出会いをした2人が再び交流するようになり、誤解が解けてお互いへの信頼を深めていく様子が描かれている感じのため。
 
最初はちょっと暗いドラマと思いましたが、3話あたりからカーチェースやアクションシーンもありスピード感が出てきて面白くなってきたので、今後も楽しみです。
 

エンターテイメントとして

そんなわけで、ブロマンスとしては私は消化不良でしたが、致命遊戯はドラマとしては面白く、エンターテイメントとして楽しむことができました。
 
各扉の世界がユニークで、時代も異なり、個性的なキャラや怪物が出てくるので。
怪物の悩みを解決すると、クリアできる(鍵が手に入る)って、やはり少し「一筆お祓いいたします」に似ている感じもしますが。
 
しかし、私の理解度の問題もあると思うのですが、このドラマの世界観がよくわからず。皆何のためにゲームしてたのか?万華鏡はなんだった?リンリンの親友はどうなった?ラストの解釈は?等々。
 
ファンタジーなので、そこはふわっとしたままでよいのかもしれませんが。
原作とドラマは設定が相応に異なるようですが、原作を読んでから視聴しなおすと、理解が深まるかもしれないと思いました。
 
原作ではゲームの参加者は病気を抱えているようですが、ドラマでは、黎東源の心臓病しかわかりませんでした。
 
各扉のストーリーも、それぞれ元ネタがありそうなので、(貞子とさっちゃんはわかるとして)、元ネタを予習してから見ると面白さが増すのかもしれません。

 

 

まとめ

というわけで、いつもながら、あれこれ御託を並べてしまいましたが、メインキャストはイケメン揃いで、ストーリーも個性的で面白く、仲間たちと友情を深めていくところも良く、全体的には面白いドラマでした。
 
ずっとWOWOWのみだったので指をくわえて待っていましたが、FOD様に感謝です。