先週の金曜日、サントリーホールに日本フィルのオーケストラを聴きに行った。

前半はまったりしていて眠りを誘うものだったけれど

後半のR.シュトラウスの「アルプス交響曲」はすごい迫力だった。



雄大なアルプスの山々を前にして人間の抱く畏怖の念を肌で感じることができ、

楽器の振動が腹の底まで伝わってきて響く。



そんな思いを抱きながらも、少し飽きてきたころ、

舞台左袖から男性が出てくる。

静かな物腰で自分の出番を待つのだが、その出番は突然やってきて半狂乱(に見えた)で2mほどの高さからつるされている鉄板をバリバリ鳴らし始めたのだ。

みているこちらはその音の迫力に驚くよりも、

その男性の動きのこっけいさに度肝を抜かれた。

真剣に楽器の一つとして演奏されたその鉄板ではあるけれど、あまりに唐突で、

いままでオーケストラでお目にかかったことがなかったために、音楽よりも印象に残ってしまったほどだ。