沼地のある森を抜けて (新潮文庫)/梨木 香歩
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はじめて著者の本を読んだのは、
海外一人暮らしの折、遊びに来た友人が持って来てくれたものだった。

そこから始まって、
すこしずつ読んで来ているが、今回は難しい。

主人公の年齢が近いことと、ぬか床というキーワードに
興味を抱いていた。思った通り、毎日くりかえされるぬか床の世話というなかに

物語が潜んでいて、心躍る。

が、それと同時にとてもとても難しい。



酵母菌やら乳酸菌やら最近やらが登場し、
有性植物だの粘菌だのとにかく世界観がすさまじい。



あまりにも日常とかけ離れたテーマに
著者らしさを感じつつも、きちんと消化しきれない。
物語としてのペースはとんとん読みすすめられるのに、
自分の中で消化されないままラストまで来てしまった。

もうちょっと辛抱強く読めば良かったかと少し反省。