良く行く雑貨屋さんがある。
始めて行った時に、とても素敵な店員さんがいて、
それいらい、彼女がいるときだけ買い物をする。
私を覚えていて、いつもすこしおしゃべりもする。
今回もぴょんととんできて声をかけてくれる。


「なやんでますね~」


なにをかくそう、そのお店で、見つけてしまったのが、
小田原の職人が作った桜の木の茶碗。
最初は、きれいだなとおもって、手に取っただけだった。


それが、両手で包むように持ってみると、
本当に手に吸い付いた。
暖かくて、さらさらで、ものすごくしっくりきた。
さんざんまよったものの、買ってしまった。




睡蓮と書庫と時々出会う愛すべきもの


ここに炊きたてのおいしい御飯を盛る。
美味しく食べて、きれいに洗って、きちんと乾かして、
それを繰り返してずっと使う。

想像しただけでうれしくて、心躍る。


自分で陶芸をしてみたときから、陶器に興味を抱いた。
父の趣味で小さい頃から唐津や益子、中国の宜興を訪れたことも
影響しているかもしれない。
そして器買いに火が付いたのは、上海のお茶市場で蓮の花の絵柄のついたカップ。

そうそう、あの時はじめて目の前にあるものを自分が毎日使う様子をイメージできて、
買ってしまったのだった。