午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡/シャン サ
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シャンサの本を読んで、
この人がどういう人なのかどうしてもどうしても気になり、
往復書簡という絶好の読み物を見つけた。

「バイ・カルチュアル」な2人のやりとり。
中国出身パリ在住のシャンサは憎たらしくなるほど才能を持っていて、
しかも自信を隠すことなく言葉にする。
その謙虚さのなさに半ばあきれながらも、
それが持たざる私の嫉妬だと感じて落ち着かなくなる。

逆にフランス出身鎌倉在住のリシャールの文章は、
作家としての読者の心に訴える力が弱いけれど、
シャネル日本法人の社長として、
日本を受け入れて正しく理解しようという姿勢に
好感がもてる。
シャンサの人生に比べると、
豊かな家庭に育ったリシャールの人生はドラマ性にもかけるけれど、
女性に対する観点でシャンサとリシャールの議論を見る事が出来たりと往復書簡ならではの読み応えもしっかりある。

文字1つ1つを丁寧に読むような読書むけ。
雨の日、出かけるきっかけを失ったときなんかにお勧め。