人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))/太宰 治
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太宰治が自分の正体を明かすかのように書いた本。

松尾スズキの本を読んでいて、
そのタイトルが『人間失格』からとったものであったこと、
寺山修司と松尾スズキが自殺について綴っていたこと、
いろんな事が重なる。

道化を演じてきた時代、
程度の差こそあれ、誰しも経験があるのではないかと思う。
「本当の自分じゃない自分を演じる」ということに。
世間が正しいとする「人間」としては失格。
人生の落伍者。
でもとりもなおさずこれだけ多くの人に読まれるのは
その心の弱さの人間らしさゆえなんだと思い至る。