- 死亡推定時刻 (光文社文庫)/朔立木
- ¥780
- Amazon.co.jp
一気に読了。
随分前に購入してはあったものの、
タイトルのB級さ加減に読むのを後回しにしていた。
ハッピーエンドになることをなんとなく期待して読んだが
この最後が現実でまだ終わらない。
本当に冤罪は1つの要素だけでなくて
様々な要因が絡まりあって出来上がってしまう。
本として読むとやはり被害者や弁護士に感情移入してしまうが、
決して本書に登場した誰か一人が引き起こしたものではなかった。
そしてあとがきにあるように、
ただ事実だけ見て判断しようとすると、
確かに証人の発言をすべて信じてしまうわけには行かないという思いにいたる。
冤罪をテーマにした小説は多くあるが、
先が読めても、情報と文章の精密さがあれば
本はおもしろくなる。