春琴抄/谷崎 潤一郎
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春琴のこころの密かなやわらかさと孤独と、
頑なさをわかった。
究極の愛というよりも、ある愛の形だった。

佐助が心を弱くした春琴を心中で拒み、
美しく傲慢であったころを思い続けていたとのくだりでは
春琴を哀れに想い、また人生を春琴にささげた佐助を軽蔑しながらも引き込まれないではいられない言葉の美しさと「文学」の要素が十分に詰まっている。