丁家の人びと/丁 如霞
¥2,940
Amazon.co.jp



杭州にある篆刻の西泠印社の創始者丁仁の孫。
彼女が激動の人生を語ったものをまとめたのが本書。

西泠印社は文化大革命で破壊され、
資産家階級出身の一家は「政治」に翻弄される。
ここに書かれているのは、誰か訳者が介入したものではなくて、
彼女の口から出てきた言葉がそのまま文字になっているもの。

生きた言葉には感情がこもっていて、
一字一句丁寧に読んだ。
歴史背景の説明の引用もとの文献が裏付ける彼女の人生は壮絶でありながらも、力強い。
彼女が最後に述べているように、
この人生は決して珍しいものではなくて、歴史の一部であるということ
その事実に身震いする。