海のふた (中公文庫)/よしもと ばなな
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よしもとばななは『キッチン』が一世を風靡しているころに、ドキドキしながら読んだ。
それ以来、一度も彼女の本を手にとってみようと思ったことはなかった。

それがみなとみらいの駅のホームで、
久々に再会した友達がこの本のタイトルを口にしたものだから、気になってしまった。
本当は、その友達が「海の…」と言ったところで
電車がホームに入ってきて、「ふた」が聞き取れなかったから、
何度も聞き返して「ふた」を理解した。という展開のせいで、「海の」を忘れてしまって
よしもとばななの「~ふた」というところだけが
記憶に残った。

本屋さんに行くたびによしもとばななの箇所をしらみつぶしに眺めたけれど、みつからず、
かといってせっかく友人が進めてくれたのに注文してはもったいない。本としっかり出会えば、本に思いが加わるとおもうから。
そんなことを考えていたらもう何ヶ月も過ぎてしまった。
やっと手にしたのが新宿の本屋さん。
こういう風に偶然であった本を迷わず買える瞬間が
きもちいい。


たまにはね、本のなかみではなくて、
こんな本との出会いを書いてみるのもいいと思った。