からくりからくさ (新潮文庫)/梨木 香歩
¥620
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自然の中で庭の生える草を上手に調理して食べたり蜘蛛と共生したり、
いい空気の中で草木染や機織という懐かしい仕事を生業とする若い女性が一緒に暮らしている。
描写されているものは「質感」や「重み」で
本当に不思議なことに読んでいると
その場の空気を感じているように感じる。


物語の絡み方が「りかさん」がいるために不自然にならないのが魅力の1つ。
一見穏やかな文体だか時にとても恐ろしく、
一気に読めてしまうのに決して軽い内容ではない。
余韻を楽しむため、しばらく同系列の本は
読まないほうがいい。