本格小説 上/水村 美苗
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本格小説の始まる前の長いお話は
読みやすいけれど、
途中一部
ああ、早くないよう展開しないかな
と考えながら頑張って読んだ。
後半東太郎の生涯に関わってくるところあたりから、
止まらなくなってくる。




本格小説 下/水村 美苗
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推理小説慣れしてしまったわたしの頭には
かなり刺激の少ない本だった。
ただ刺激が少ないからといって
面白くないというわけではない。

軽井沢の自然や東京の昔の町並みのなかで
話は展開する。

祐介の友達が嫂やその妹のことで
カルい会話をするところなんかは現実に引き戻される。

東太郎の人生が語られ始めるとあっという間に読める。
冨美子がずっとメインで語っていたのに、
最後に冬絵の登場で冨美子が語る立場から
小説の登場人物へと代わる。
ここで冨美子の悲しさ、
現実がどっとあふれ出てくる。