殺人症候群 (双葉文庫)/貫井 徳郎
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この『殺人症候群』はシリーズもので、
ほかに『失踪症候群』『誘拐症候群』なんかがある。

環という刑事が持つ特殊捜査機関の活躍を見るわけなんですが、
貫井氏の小説にはとにかくどんでん返しが一杯。
こういうの大好き。
テーマはいつもとても重い。
正義と悪が分からなくなってしまうくらい、
人間の社会の難しさとかそういうのがにじみ出てくる。
読んでも答えなんか出ないけど、
でも少なくともそういう社会の溝に眼を向けるようにはなる。

家族を少年犯罪などで失った人の話。
精神障害がある人は犯罪を犯してもすぐ自由になる。
そんな犯罪で犯人しっかり罪を償っていない犯罪における被害者家族の
悲痛な感情。それが復讐になって新しい殺人を呼ぶ。