キープ・クール
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原題 『有話好好説』監督 張芸謀

コメディーなのに日本語に翻訳してしまったことにより
面白みが半減してしまったというよくある話。
決して翻訳者の技術の問題ではないけれど。


大陸で人気のある映画は派手なアクションや大げさな動きはなく、
「言葉」や「習慣」「文化」のなかで感じる滑稽さを笑う。
言葉に関しては知的水準の高い人ほど漢文や慣用句をもじって楽しむ。
そういう背景を知らずに観ると残念なことに30%位しか楽しめない。
しかも字幕で理解しようとするとついていけずに
これも背景云々を知っていてもおそらく楽しさは半分しか味わえない。
最高の楽しみ方は中国語の原語で観て、
一度目は気の置けない中国人の友人に解説をしてもらい、
二度目に一人で大爆笑する。という方法。 とはいえ、30%だって十分に楽しいのだから観たことがない人にはぜひ観て貰いたい。


張芸謀自らが民工役で登場するシーンはお気に入り。
姜文が民工に自分に代わって好きな女性にラブコールを叫ばせるが
民工はややこしい言い回しに混乱し、反対のことを言ってしまう。
この遊び心がたまらない。
姜文最高。
怖い顔でハンサムではないけれど、 瞳の優しさや表情の演技力はたまらない。
爆笑しながら観てほしい。
中国大陸映画特有の言葉遊びと方言をうまく取り混ぜた傑作。