昨年の年末から年始にかけて、アイルランドから日本の家に戻って来た夫は断捨離をしていった。

 

確かに無ければ無くても困らないものが我が家にはあり過ぎるのだ。

 

しかし私自身の物でない限りは勝手に処分はできず、屋根裏にも所狭しと家族の物が山積みされた状態である。

 

かつて夫は日本に住む前にビッグサイズの服やら靴を沢山買い込んでいた。

 

その当時はやれ送別会だの親睦会だのといい飲み会や食事会があったようでやや肥満気味になってしまった。

 

そのため買い込んだ衣類はひと回り大きいサイズだったわけだ。

 

「あのサイズには二度と戻らないつもりだよ。処分しておいて!」

 

渡された物は足を一度も通してなくラベルがまだ付いたままのリーバイスジーンズやらイギリスのブランドのファットフェイスのショーツやらシャツの数々。

 

とりあえずシャツは私がパジャマとして使うことにした。

 

そしてジーンズは色々考えてリフォームをすることに決めた。

 

とは言えすぐに行動する事も無く半年が過ぎて行った。

 

7月になり私も少しずつ断捨離をし始めた。

 

すると1月に夫から渡されたジーンズが目にとまり、いよいよプロジェクトを開始することにした。

 

ネットで調べるとジーンズのリフォームは色々とあり、私はバッグに作り変える事に決めた。

 

さすがにデカイサイズなので、リュック、ショルダー、ハンドバッグの3ウェイ式バッグを作ることを考えた。

 

まずは股下部分のステッチをほのく作業から始まった。

 

が、しかしこの作業が思っていた以上に手間がかかり私はそれから2週間くらい放置してしまった。

 

先週は海の日の連休があり、やっとでリフォーム製作に気持ちが向き始めた。

 

そして1週間経った今日やっとで完成したのだった。

 

リホームしたバッグを見、夫は目を丸くして感動していた。

 

「すごいじゃないか!こんな才能があるなら沢山作って商売したらいいよ!」

 

「私はそんな事しませ~ん。しばらくはミシンも見たくありませ~ん!」

 

だが何度も何度も感動し興奮した言葉を発している夫を見ていると、私の自己満足度は次第にアップしていくのだった。

 

お疲れ様でした。

 

今日と言う日にありがとう。