こんにちは。米国、ニュージャージー州在住の9歳の娘のママです。
またまた、昨日と同じ内容の投稿で間違えていると思った方もいるかもしれませんが、
また、バレエについて熱く語りたいと思います
私はバレエやったこともなければ、詳しいわけでもないですが、好きで、たまに観に行く程度。
ニューヨークシティバレエ団(NYCB)のくるみ割り人形の「花のワルツ」を見た時の衝撃がすごかったのです。
雪の精や金平糖も本当に素敵だったのですが、その中でも特に「花のワルツ」に衝撃を受けました。
NYCBの「花のワルツ」を観るまで。私はちょっとこのダンスをダサいと思っていたんです。
男女がペアで踊る華やかだけど古臭いダンス。
でも、NYCBのバランシンの振り付けの「花のワルツ」を見た瞬間に夢の世界に引き込まれて、うっとり。
チャイコフスキーがやりたかったことってこれなんじゃないかなと感じました。
「花のワルツ」の良さを最大限に引き出してて、見ていて久しぶりに感動で胸が震えました。
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この衝撃は何だろう?
と考えてみたら
グレン・グールドの演奏するバッハを聴いた時の衝撃に似ていました。
クラシックなんて全然聴いていなかった大学時代
バッハを聞くと頭がよくなるという噂のもと、勉強のBGMにと、友達から借りたグランゴールドのゴールドベルク変奏曲CD。
聴いた瞬間に痺れましだね。
バッハってなんて素敵なんだろう。こんなにもカッコよくオシャレにバッハの良さを引き出すグレングールドすごい
なんかそんな感じだったのです。
バッハよりも、バッハを理解して時代を超越して最大限からの良さを引き出す。
それと同じ感覚で、NYCBのくるみ割り人形を観た時、チャイコフスキーが現代に蘇って今の時代だったら、こういうの表現したかったんだろうなと感じたのです。
振り付け家のバランシンも演奏家のグレン・グールドもとにかくめちゃくちゃかっこいい😎
そしてグレン・グールドについてググっていたら私の感動を言葉にぴったり表現している言葉を見つけたのです。
恐れ多くも坂本龍一さんの記事でした。
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ぼくがまだ世田谷に住んでいた小学生の頃、隣には二宮さんという学者一家の家がありました。ぼくはなぜかその家によく遊びに行き、お住まいの仏文学者の二宮敬さんに対して、グレン・グールドがいかにすごいピアニストであるかなんていう話をした記憶があります。小学生が生意気にもまるで二宮先生に教え諭すような感じで、グールドがいかに普通のピアニストとちがって、 バッハの曲の作曲意図などを解釈し、構造を浮かびあがらせているんだ!と熱く語っていました。それほどグールドに夢中だったのでしょう。
そもそもグールドを知ったきっかけは、家になぜか有名な『ゴルトベルク変奏曲(BWV 988)』- J.S. バッハ のレコードがあり、後年、ビートルズに夢中になったように、グールドにいきなり夢中になったような感じです。
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NYCBのくるみ割り人形もまさにこんな感じなのです。チャイコフスキーの作曲意図などを解釈し、構造を浮かびあがらせている。
楽団の生演奏とダンスと衣装と全てが融合して完全な芸術空間がそこにあり、胸が震えました。
振り付けもダンサーもよくて
完成された総合統合された美なのです。
昨日から激しく花のワルツをヘビロテしてます。
YouTubeにあったよ。でもこれじゃあ伝えきれないんだけどね。
そうそうNYCBの好きなところは衣装がとにかく素敵💓ダサくない。
そして音楽の演奏も本当にいい。完璧に踊りと調和している。
それにしても、娘はこんな小さいうちから世界最高峰の芸術に触れる機会があって羨ましい限りです。
うちの娘は私も趣味が似ているので、私の好きなバレエや映画、音楽を楽しめるので嬉しいです。
お出かけに振り回しても楽しそうにしてるのがありがたい💞