ふと浮かぶ言葉があります。

「もういいや」
「大丈夫」
「わからない」

以前は、それをそのまま流していました。
でも最近、これは自分が線を引こうとするサインなのかもしれないと気づきました。

傷つかないために、距離を取る。
期待しすぎないように、先に諦める。
そうやって自分を守ってきたからこそ、
ここまで歩いてくることができたのだと思います。

けれど今は、
もう守らなくても大丈夫な場所にいる。

それでも、無意識に離れようとする自分がいます。
「どうせ言ってもわかってもらえない」
「どうせ、こんな人だから」

そうやって理由をつくり、
関わる前に、期待する前に、
自分から一歩引いてしまう。

でもそれは、
相手を遠ざけているようでいて、
本当は自分が自分から離れようとしている瞬間なのだと感じました。

だから最近は、
その言葉が浮かんできたら、
すぐに答えを出そうとせず、問いを置くようにしています。

本当はどうしたいのか。
本当は、どんな関わりを望んでいるのか。
これから、どうしていきたいのか。

そうやって問い直すだけで、
張りつめていた心が少し緩み、
無意識に入っていた防御のスイッチが、
静かに切れていく感覚があります。



変わり始める合図

逃げようとする自分も、
避けたくなる自分も、
すべてはこれまで生き抜くために必要だった反応。

それを責める必要はないし、
無理に変えようとしなくてもいい。

ただ、気づけたということは、
もう同じやり方だけに頼らなくてもいい段階に来ている、
という合図なのだと思います。

線を引くことで守ってきた人生から、
つながりを選ぶ人生へ。

ゆっくりでも、揺れながらでも、
わたしは今、その移行の途中に立っています。



あなたがふと口にする
「どうせ」「もういいや」という言葉は、
どんな場面で、どんな気持ちのときに現れますか?

その言葉を否定せず、
少し立ち止まって眺めてみたとき、
その奥には、どんな本当の望みが隠れているでしょうか。

今日はほんの少しだけ、
自分の声に耳を澄ませてみませんか。