Whereabouts of the soul | 鳥籠の空

鳥籠の空

PBWプレイヤーブログ。螢が執筆中。キャラの詳細設定・SS・ツイッター企画文章など掲載。

◆あらすじっぽいけど説明でしかない文章
広くまっさらな大陸。謎のエネルギーから成る黒い砂嵐のようなものが長らく吹き荒れる為不住の地とせざるをえない部分を避けて開拓者たちは三方向から入植し、独自の文化を築き上げてきた。
しかし、突如三国を直接結び付けることがないかのように立ちはだかっていた黒きエネルギーが消失する。
現れたのは全くの手つかずとなった土地。我先にと領土を得ようとする者達。
いつしかそこは調査すべき対象では無く、戦場と化すようになった。

戦には、力が要る。比類なき力が。
戦には、命が要る。代わりはないと知りながら大義はいつも流れる血の根に脈打つ。
正義を繰り返した先に多くの犠牲が含まれるのと同じように。

3とは最も不安定な数字である。
やがていずれの国も疲弊の時を迎えた。何処から滅びても成り立たぬは三つ巴の宿命(さだめ)と、
何処からともなく答えは示され、頷かざるを得ない日がいずれの国にもあった。
それでも人は貪欲であり、また臆病な生き物。
名前を知らぬものを恐れ、曖昧なものを恐れて生きる。決さねば終われぬという考えも少なくはなく。
今も火種は消えていない。不穏な影を纏った異分子は今、何処の国にも爪を食いこませているのだった。

三国では警戒を解くことは相成らぬとそれぞれに大きな学校を擁立していた。
人種も違えば持つ力も違うもの。力の使い方を知らぬ者は戦う力を有さぬのと同じ事。
この学校はその国の民として恥ずかしくないだけのことを教える、通らねば生きていけない道。
けれど、その先に待つのは争いの為の駒になるかもしれない未来。
あなたは、こんな世界の何処かに生きる民。その1人。
生徒、教師、はたまた施政者の世界。あなたの魂の在り処、そして行方は如何に。

◆もちょっと説明タイム
三国とは。そして特殊用語説明。
(括弧内は名前や人種・能力の元ネタ。また、この三国の学校システム自体はハリー・ポッター『炎のゴブレット』にあった対抗試合から)

★サラヴァン(サン+レイヴン)(BLEACH、ギアス(?)、シンフォギア(?)、彩雲国物語(?)、ウテナ、シャイニング・ウィンド(心剣士の部分)LOVELESS(パートナーに被害が及ぶ部分)、鍵姫物語永久アリス輪舞曲(教師の一部に能力覚醒を促す役目としてアリス能力者の様な鍵を持つ者有り)、エレメンタルジェレイド(シンクロ率))
太陽と三足カラスの国章を持つ国。皇族制。魂は武器。
見た目は普通だが肉体と魂・心は分けて考えられており、自分の魂の一部を切り離したり(携爪)、
心の形を大切な人に預ける形で具象化させて使用してもらったり(ソウルブレイダー・リンカー)出来る。
7歳から入学可能である学校では10歳になる時どのタイプになるかを選ぶことになる。(開錠者という例外も居るが希少)
卒業試験なるものが存在し、18歳以上で一定の技量を示すことで卒業出来る。
その為ソウルブレイダーはペアとなるリンカーが居ないと卒業出来ない。
携爪の者が扱う自分の魂の一部は武器にも人型にもなれる。但し片方の負傷や死亡はもう片方にも多大な影響を与える。嗜好・考え方共にほぼ一致し、人型時の性別も必ず同じになる。95%が武器形態のまま。
ソウルブレイダーのパートナーはリンカーと呼ぶ。リンカーはソウルブレイダーに心臓を握られているのと同じであり、武器(ソウルウェポン)を抜かれた後の戦闘能力は格段に落ちるものの心を失ったり動けなくなるわけではない。
互いに互いのソウルウェポンを抜くことは不可で、リンカー側がソウルブレイダーの素質を持つとも限らない(逆も言える事だが)。此方もどちらか片方を失うことは心身共に大ダメージを負うことになる。
ソウルブレイダーとリンカーの契約は基本的に同意一つで、結ぶのは勿論、変更・棄却も出来る。但しその絆・信頼の強さは威力に関わる為契約破棄やパートナーを変え続けることは人でなしと言われても仕方ないこと、という見方が普通。
ソウルブレイダーが扱う離魂刀は同じ人をリンカーにしても引き抜くソウルブレイダーによって形状が違う。複数のリンカーを持ったり、リンカーが複数のソウルブレイダーに心を許して引き抜かせることは可能。
(勿論これは1人から同時に1本以上抜けるという意味では無い。リンカーが複数の相手に同意する例は珍しくない)
学生の内は大体マンツーマンのペアとなる。
国土が豊かであり、他の二国からは常々狙われている為か守護・防衛の立場をとることが多い。
銃器など、文明は最も発達しているが呪術以外の魔法的なものは無い。


★ラプルナ(ラパン+ルナ)(幻獣降臨譚、神曲奏界ポリフォニカ)
兎と月の国章を持つ国。王族制。魂の絆。
シルフィード、サラマンダー、ノーム、ウンディーネ。以上4種の精霊と共に暮らす。火薬などとは無縁で生活は精霊の力で賄われている分、文明が劣っているとも言われる。
学校には6歳から入学出来、15歳になって1つ上の学部に上がれた辞典で守護獣と呼ばれるものと契約出来るようになるが契約すると精霊の使役能力を失い、姿を見ることが出来なくなる。
守護獣の中には人型をとって人と同じく学生生活をしているものも居る。
守護獣の場合はパートナーを得たら、使役側や精霊使いは15歳以上から少しずつあれこれと任務を負う。学校でもあり、軍の様なものでもある。例外もあるが基本寮生活を強いられる。
守護獣との契約は人間と守護獣同士が同意した上で契約を結ぶものと、学校の敷地内にある特別な教会の中で人間の魂を道標に運命が決めたと言われる守護獣を呼び出して契約するもの、国土の何処かで埋もれている遺跡へと出向いて守護獣の中でも強力な神獣と呼ばれる種と契約するものの3種類がある。
しかし契約には相性や生まれ持っている魔力相当のランクが存在し、そぐわなくなったり契約者の精神が弱まれば契約は破棄されてしまう。また、神獣の力の在り処や守護獣の力の強さをランク分けした上でのいじめ・差別行為を巡った争いも多い国。
守護獣に再起不能レベルの攻撃を加えられると契約者は気絶してしまうが、心の繋がりさえ失われていなければ契約が消滅することはない。基本的に契約者自体は無力なのが普通。
基本的に1人に1体のみで、一度契約が破棄されると二度と他のものと契約出来ない。
修練を積んだ精霊使いはときに守護獣使いの実力を凌駕することがある。守護獣との契約が失われれば自動的に精霊使いに戻ることになる。(精霊の視認が可能になる)


★ベスティラ(ベスティア+ステラ)(ヴァンパイア騎士、魔法物(あれこれごちゃごちゃ。ジュエルペットてぃんくる辺りが元ネタとして一枚かんでる気がする))魂は己のみの物。
唯一国章に動物の姿を持たない国。星の意匠を用いている。
基本的に獣人や吸血鬼・エルフなど、人外と呼ばれる者が暮らす国。
国が纏まるまでに時間を要してしまった為他の二国に比べて文明が進んでおらず、一番の新興勢力。
他国へのスパイも多いが殆どが個人又は自分の属す一族主義で統一性は0。好戦的・排他的とも言われるが謎も多い。
自然が多く、地形的に攻めることが最も難しいとされている。但し国土も最も狭い。
暮らす民以上に特殊な種族は無く、何かしらの媒体を使った魔法やヴァンパイアであれば血に宿した特殊能力を生活や攻撃に用いる。優れた封印術によって自分の種族特有の外見個性を隠して生きる者も居る。
中身にまともな統治者が無い為、一応歴史的に古いヴァンパイアの最高権力者が国のトップ代行を務めている状態。
学校には5歳以上の者が修学可能。魔法学校化しているが種族によってクラスが違う所為で種族の違いから小競り合いが頻発しているらしい。
魔法ルールは此方に準拠:http://ameblo.jp/nyerlma/entry-11646534487.html
魔法の一例:http://ameblo.jp/nyerlma/entry-11554381394.html


◆用語解説
サラヴァン編
・魂の一部を武器として持ち(連れ)歩く者の事→携爪(けいそう)
・使用者→鞘、武器→(人型をとっていても)離魂刀(りこんとう)(単純に刃持ち、刃、などと呼ぶことも)
この様に呼ばれてはいるが銃器から打撃武器に至るまで、形状は様々である。持ち歩きに適さない物は仮の形で所持し、戦闘時真の姿へと封印解除するパターンも見受けられる。
・心の形を具象化し、扱う者→ソウルブレイダー
・ソウルブレイダーのパートナー→リンカー、顕現した武器→ソウルウェポン
・リベレーションキー→開錠者(リリーサー)と呼ばれる者が自分の魂の一部を使って作る、普段はただの鍵。解放されると半球型のガードを持つ、エペとスケルトンキーの相の子の様な形に変わる。殺傷能力は一切無いが人の胸に深々と突き刺し、開錠することで相手の潜在能力解放から記憶を書物やレコードの様な形に具象化することまで出来る。(逆も可能な理論を持ち合わせるがそこまで出来る人物の報告は今の所無い)
一歩間違えば相手の精神を壊すこともある上、人の記憶を見てしまう為開錠者には常に守秘義務が付いて回る。
この職は戦場に立つにはリスクが大きく、教師に多い。未熟な内に力を乱用することは禁じられている。

ラプルナ編
・守護獣→いつでも契約者の傍に居る、契約者専用のガーディアン。実体を持つが姿を消すことも出来る。契約者の危機を感じ取ると即その傍らに現れるがやや心配性なくらいがデフォルト。守護獣側からの一目惚れで契約を迫る場合もあるらしい。
・ランク→Sの神獣からCの守護獣まで、守護獣を分けたもの。下になるほど多く居る為同じ種の守護獣と契約する者同士が鉢合わせることも少なくない。人型をとれる=高位とは限らない。
・忌人(きじん)→貴人の字を変えた蔑称。教会での儀式でどの守護獣とも契約出来なかった者の事。穢れているとされて差別対象となるがこの中には神獣の遺跡で神獣と契約できる運命を持つ者も含まれている。
・神獣→全部で7体。人型になる力を有する者が殆ど。契約の地と呼ばれる遺跡の中で眠りに就いているとされるが数体は契約無しにこっそり起きて出てきているらしい。神獣のみ魔法の様に属性を持っている。
一説にはこの中でも最も力の強いケルベロスによって黒い砂嵐が起きており、現在の収束はケルベロスの影響力が一旦小康状態になったからとも言われる。
ケルベロス、ドラゴン、ベンヌ、アスピドケロン、ヒュドラ、グリフォン、カラドリウス

ベスティラ編
・ヴァンパイア→所謂吸血鬼。純血であればあるほど力が強く、特殊な能力を有する。長命だが不老ではない。純血の者であれば咬みついた相手を自分の下僕(下位吸血鬼)に出来るが延命措置をとらねばその内朽ち果てる運命。
日光やにんにく、十字架・銀に弱いわけではないが再生能力もまた人のものとそう変わらない。
・下位吸血鬼→上記の方法で吸血鬼にされた者。元が獣人などであった場合、その身体的特色は残すがそちらの特殊能力は失い、吸血鬼としての特性が目立つようになる。基本的に自分を吸血鬼化した者を主として依存する性質がある。決められた延命措置を続けなければ朽ち滅びる。
・獣人→環境適応能力に優れた種族。様々な動物の耳や尻尾を持つ。魔法への適性・身体能力など、ヴァンパイアより優れた点も多いが混血が多く、強い力を持つ個体は大分疎らになってきたらしい。
・その他種族→エルフや巨人族なども存在する。

三校編(正式名称は決めてませんがまぁ国の名前ついてんだろうなぐらいで。呼び名に大きな意味は無いので訳さない方がいいかも)
呼称
サラヴァン→カレッジ、ラプルナ→グランゼコール、ベスティラ→アカデミー




◆混血について
基本的にはどの国でも忌み嫌われる存在だが移民(亡命者含む)はスパイ共々確かに存在する。
どの国の性質(ソウルブレイダーになったり精霊が見えたり獣の要素を身に備えていたりなど)が出るかでどの国に属すかが決まる。
暮らす国にそぐわぬ能力・見た目を持っている場合、殺害に至るほどの迫害を受けることもある。
また、精霊が見える・守護獣と契約できる(ラプルナ)身でありながら魔法が使える(ベスティラ)、誰かのソウルウェポンを抜くことが出来る(サラヴァン)などの能力重複は決して起こらない。
親と子では血の濃さが違ってくる為、親がサラヴァン人の性質を持っていても子供にラプルナ人の性質が出ることもある。先祖返りも稀にだが例がある。
普通性質は一生変わらないが大量の輸血を受けた際にサラヴァン人・ラプルナ人がベスティラ人(ヴァンパイア)の性質に変わった例だけは報告されている。それ以外についてはデータが無く不明。
(作者の視点で言えば有り得ないことです。但し、それについて非人道的な改造レベルの何かがあればイレギュラーな例が出ることはあるかもしれません)