本日、午後5時、およそ2時間におよぶ卒業論文の発表(ディフェンス=実質上の卒業試験)を終え、無事及第しました。卒業確定です。あとは12月18日の卒業式を待つのみとなりました。担当教授、セカンドリーダーの教授、プロジェクトの会社の社長さんを相手にプレゼンし、その場ですぐに評価されます。
気分は、ナイエンローデの寮の裏からみる夕焼け色です。そう、なんだかファイナルファンタジーの最後のボスを倒してエンディングをきいている感じ。終わったというあっけない感じとしみじみぼんやりした充実感。
われわれはクラスで3番目にディフェンスを終え、晴れてMBAとなりました。お祝いにジャイアンがMBAの思い出ムービーをつくってくれました。まだ彼はこれからディフェンスだというのに、感激。。。
http://www.youtube.com/watch?v=wk1XwVnpYA0去年買って一度咲き終わった蘭の花も、知らない間に新しい芽が出ていて、さらに去年より多くのつぼみをつけて再び咲き始めました。一つのステージが終わり、また新しいステージの始まりを告げているようです。むかし早稲田のうたにあった「集まり散じて」とはこのことなんでしょうね。
去年オランダに来たばかりの時に「Very Dutch」と勧められた、芯をくりぬいた部分にシナモンシロップが入った焼きリンゴのまわりをパイ生地で包んだ「アップルボール」。ごほうびにブルックリンの街角のパン屋で買ってきてまた食べました。こんな素朴なお菓子ももう食べられなくなります。
近所のスーパー、アルバートハインに行くと、かわいらしい靴が棚に並べられていました。12月5日にトナカイならぬ「ボート」にのって、シンタークラウス(オランダ版サンタクロース)がオランダに上陸するという国民的大行事があるので、それに合わせて、スーパーがそれぞれの靴にプレゼントを入れるそうです。シャレてますね。
そして、夜は恒例大ディナーパーティです。過去最高の10人が集まりました。よくもこの部屋にそんなに入ってくつろげるもんです。今までのクラスメイトの凄腕シェフとの数々の試みから出された結論ですが、国際的に通用する、世界中のみんなが狂ってやまない大好きメニューは、日本のカレーライス、とりがらチキンスープ、濃厚ミルクババロア、濃厚トマトスープ、お好み焼きソース+マヨネーズ、要するに濃厚で分かりやすい味でした。ちなみに日本のダシ、しょうゆ味はあまりウケません。
毎日、インドのダルをはじめとするエキゾチックなシェフたちによる無添加、味の素フリーの自然派食事をいただいているせいで体調がすこぶる良くなりました。ちなみにわたしはカレー専門だったのですが、誰も狙わないデザート(=ブルーオーシャン戦略)で個性と存在感を発揮すべきだとシェフからアドバイスを受け、ミルクババロア専門工となり、毎日せっせと作っています。
これから、プラハにいってきます。10年前にいった時「もう一度ここに戻る」と口にした記憶がありますが、まさか本当に戻ることになろうとは。なんでも口に出していってみるもんですね。