ケニアと私。時々・・・ -2ページ目

今日は、以前チラッと書きました、乗合バスの《マタツ》について書きます。

庶民の足であり、これさえあればどこまででも行けてしまうチョーーー便利な交通機関。

いろんなマタツに乗れば乗るほど、おもしろさにハマります。

まず、基本情報から。



・ほとんどが日本の中古車です
・13人定員とか書いてますが、あくまで書いているだけです←
私はママの上に座らせてもらったり、逆に子供を座らせたりと定員は詰め込んで乗れる限りって感じです。
・ドライバーとコンダクターの二~三人体制
・行き先によって乗るマタツが異なります
・料金は最短距離で15円~
・乗り場は特に決まっていないので、道路沿いで希望の行き先のマタツを待ち、拾ってもらう感じです(モンバサスタイル)
・とにかく音楽爆音が基本
・降ろして欲しいときには、コンダクターに言うか、マタツをバンバン叩いて止めてもらいます。

ざっくりとはこんな感じですが、こんなもんじゃありませんw



これは街に行く方面のマタツなので中も綺麗ですね。




ペイントや電飾が施されていたりします。
装飾には、マタツのオーナーの趣向が垣間見えます。

スワヒリ語の皮肉満載のステッカーが車内に貼られていたりするので、それを読むのも楽しかったり。

ローカル線のマタツは、こんな綺麗でもなく本当に見た目もポンコツで、床が抜けてたり

バネがおかしくて半端なく車体が揺れたり、イスがリクライニング並に前後したりします。笑

錆がすごくて、いつか走行中にボロボロと朽ち果てていきそうなくらいなのです。

ローカル線、街行き線どちらにせよ、ドライバー、コンダクターしかり、マタツ選びをミスると最悪な気分になることも、体をいわすことも多々ありますーー。


↓私の住んでいた街の夜のマタツの風景。モンバサは夜からが活発なんですよ^^
「FERRY DOGGS」って行き先叫んでますね~
そして、賑やかで埃っぽい。最高!




∞マタツ乗車時の注意点∞

・外観、内観を確認して乗ること
本当に揺れがすごいと胃がやられてしまうので

・乗車前に行き先と金額をコンダクターに確認
コンダクターによっては外人価格ふっかけてきたり、気分によって値段を変えるので。
その路線の値段を知っていても、聞いてから乗ります。

・目的地に近づくまでは、乗車代を極力払わない
途中で警察に止められたり、トラブルが起きるとそこから目的地までは補償してくれません。
お前ら降りて自分でなんとかしろ!ってなもん。
もちろん返金なんてありえませんのでw確実なラインにいくまで払わない!


こんなふうに気をつけていても、乗っていると色々と巻き込まれますが、それもマタツの楽しさ。

夜中のガラガラの道路ではマタツ同士でスピード争いをしだしたり

目的地が通過地点のマタツだから乗ったのに、途中でコースを変えられたり、それで文句を言ったら逆ギレされたりw

呼び込みするコンダクターは、横開きのドアを全開にしたところに立ち、体を乗り出して行き先を叫びながらお客を集めます。

そんな時にスライドドアが落下することもあり、車のドアが走行中に落ちそうになって、お客とコンダクターが必死で押さえながら走行するなんて頻繁に目にします。笑

就職できない。仕事のバリエーションもない。となると、頑張れば稼げるドライバーもコンダクターも沢山になるわけで。

沢山いすぎて、その日仕事があるかは現場に行ってみないと分からず、一日そこで待機しても仕事が回ってこない。

なーんてことはザラにあるみたいで、街に行く途中に沢山のコンダクターがいるところを頻繁に目にしました。

そんな彼らよりも、下手したら稼いでるんではないか?という方たちがいまして。
私は彼らを「貧乏神」と読んでます。愛をこめて。

マタツの呼び込みをするコンダクターは基本的には決められた色のシャツを着ているのですぐにわかります。

そんな彼らの近くで、あたかもコンダクターのように行き先を叫びながら客寄せをしている彼らこそ「貧乏神」です。

ものすごく熱心に客寄せをして、なんだったらたまに値段交渉まで受けてくれたりする彼ら。

私も最初はコンダクターと勘違いしてました。先生に注意されるまでは。

そう、彼らはお客1人集めるごとに5円のお駄賃をコンダクターからもらっているのです。

歩合制のどこでも始めれる仕事。
ただこの貧乏神にも、良いやつと悪いやつがもちろんいます。泥棒もうじゃうじゃ。

なので、基本的にコンダクターは彼らが嫌い。
図々しく乗り場に停まったマタツにひっつき、勝手に呼び込みをし、歩合を要求し、金額がたりないといちゃもんをつけるw
お客が彼らを嫌がって違うマタツにのってしまうこともあります。

挙げ句の果てには少しの距離なら、呼び込みしてるふりしてタダ乗りする奴もいます。

でも、私はそんな彼らも大好きで、いつものキオスク前から、先生と定点観察をしながら彼らの働きっぷりに感心していました。

いやー本当に良く動くき、よく働く!意欲があんなにあるのに、やってる仕事がというかなんというか、結局、貧乏神なんですよね。
でも、今日あいつ結構稼いでるなー!って日があったり、見てて面白いのです。

みんな持ちつ持たれつで成り立っているんですよね。

夜中のクラブ帰りのマタツも最高にたのしくて、マタツ内でたくさんのドラマが生まれます。

音楽が鳴っていないマタツなんて有り得ないのに、更に深夜のマタツで無音のマタツに当たった時のがっかり感たらないんです。でも「音楽ないの!!?」っていったら、最終地点までドライバーが歌ってくれたり。

街中で私のこと知ってるコンダクターやドライバーがいたら「kiembeni!!!」って、乗れ!乗れ!とローカル線の地名叫ばれたり。←住んでるとこバレるやん!て何度怒ったことか。

いろんなドラマがあって、私にとってはこれぞアフリカ。私のアフリカはこれなんです。

人間味が溢れまくりのリアルな感情が沢山。

嫌なことあっても、ぜーんぶが愛しくて楽しい。

私がモンバサ滞在中に唯一少し身の危険を感じたマタツのこと。また改めて書きます。