6月19日。カレンダーがない生活をしているせいか、曜日感覚が全くないが、今日はどうやら土曜日らしい。これまで時間と曜日に縛られる生活をしていただけに、こうした生活に戸惑いを感じつつも、やはり解放感が勝る。


今日は彼女のNYC最終日。早々に観光に向かうため、朝食は前日に買ってきていたコーンフレークとヨーグルト、そしてオレンジジュースで簡単に済ませる。二人とも服を着替えて早速お出かけ。


照りつける太陽は相変わらず。徒歩3分でタイムズスクエアへ。今日は土曜日とあって、ブロードウェイはflea marketに。お決まりの「IドキドキNY」のTシャツやサングラスを販売する露店がズラッと立ち並び、なんとなくうちらの気分も盛り上がる。早速見かけたsmoothie屋さんで、パイナップルとストロベリーのsmoothieを2つ注文。暑かっただけに、美味い!!!ペロッと平らげ、次はKebabへ!朝食がかなりシンプルだっただけに、体がこうした「肉肉」しいものを求めていたようだ。Kebab自体は若干固かったように思うが、味はsosoで、おなかも満たされた。さて、向かうは自由の女神へ!


①ラインにてsouth ferry乗り場まで向かう。休日とあって、徐々に電車の中の人が増え始めた。そう、みんな目指すは自分たちと同じく、自由の女神なのだ。バッテリーパークからスタッテン島へのフェリー乗り場に向かうと、既にかなりの人が並んでいるのが見えた。。。彼女との協議の結果、自由の女神を拝むのは次の機会に持ち越すこととし、バッテリーパークの近くにあった良さげなレストランに立ち寄る。土曜日だし昼からビールを飲むか、と思い「Two Samuel Adams, please」と告げると、(IDを見せろ、とも言われず)快くビールをサーブしてくれた。


美味い!!!


もともとビール好きの自分にとっては、至福のひと時。彼女が頼んだアスパラガスのスープと、マルゲリータピザを平らげ、次に向かうはfinancial districtへ。Wall Streetに向かい、NYSE(New York Stock Exchange)を眺める。一日に10兆円近い額の取引がなされるこの場所で、興奮しない人はいないだろう、と思いきや、彼女の受けとめかたは至って冷静。建物の荘厳さには感嘆しているものの、感動はそれ以上でもそれ以下でもないようだった。「ツボ」は人によって区々なんだな、と改めて思った。


グランドゼロを流し見しながら、Sohoに向かう。そう、彼女が最も訪れたかった場所。目的はKate Spadeのバッグ。駅を降りてすぐ目に付いた「Papyrus」で彼女が封筒(のようなもの、実際に何なのかは分からない・・・)お買い物をして、自分はその隣にある酒店で、シャンパンとウィスキーを買う。アメリカは消費税が高い一方で、他の税金は日本に比べると低めである、ということを聞いたことがあり、酒税もまた然りのようだ。日本で買えば5,000円~7,000円はするシャンパンが20ドル程度で販売している。思わず衝動買いしてしまった。


重いお酒を持ってNew York Universityを素通りしつつ、Sohoに向かう。Sohoは見事に車でごった返しており、現地NYCでもその人気は確かなようだ。目的のKate Spadeでしばし楽しんだのち、地下鉄乗り場に向かうと、


「あ、ユニクロだ!」


日本において、ユニクロは一時期、「cheap products」の代名詞現だったように思うが、そんなユニクロが、NYCの5番街、しかもSohoにお店を展開していることには大変驚いた。試しに入ってみると、主に目につくのが、「みっきーまうす」と書かれたTシャツ(いわゆるUT)。平仮名は現地ではcoolらしく、また漢字もはやっているようだ。時間は異なるが、今日(6月25日)、大学にいくと、「勝師」と書かれたタトゥーをした学生を見た。意味は分からないが、どうやらcoolらしい。よく言われることだが、日本人が、意味のわからない英語のプリントTシャツを着ているのと同じなのだろう。


近くにあったDean&Delucaで時間を軽くつぶし、Hershey'sで彼女がお土産を買って一旦部屋に戻る。時間は18時を少し回ったところ。今日はまだ終わらない。このあと、エンパイアステートビルディング、そしてディナーが待っている。部屋では一息ついて、すぐさまエンパイアステートビルディングへ。これで4回目のエンパイアステートビルディングになるが、何度見ても飽きないのがここのすごいところ。毎回新たな発見がある。夏は日が完全に沈むのは21時過ぎになるため、展望台に着いた19時ごろは全然外も明るく、夜景には程遠いものであったが、徐々に日が沈むにつれてNYCの街もこれから待ち受ける長いよ夜に向けて、着々と準備を進めるように、明りがともり始めた。クライスラービルディングに明かりが灯ったところで、いよいよ最後の晩餐に向かう。


NYCでは有名なNobuの新系列店である「Nobu57」に向かうも、Saturday Nightに予約なしはやはり無理があったようで、その近くの多国籍料理屋に向かった。早速Veuve Clicquotをボトルで注文し、


「乾杯!」


Tuna Sashimi(といってもバルサミコ酢で味が整っていたため、本当の刺身ではない。むしろカルパッチョのようなイメージ)と、TarTarを注文。このTarTar、彼女のお勧め料理であったが、本当に絶品だった!シャンパンにもとても合って、お酒も進む進む。二人であっという間にボトルをあけて、ビールに移る。この二人、体調さえよければ幾らでもお酒が飲めるた質。いい気分にお互いなってきたものの、これまでの疲れもあって、会話の内容がお互いややエスカレート気味に。帰りには、お互い口を利かなくなってしまった。


だから飲みすぎはいけないんだ。。。


改めて認識した当然のこと。帰宅後もほぼ会話はなく、彼女にとって最後のNYCの夜だというのに、自分はそのままベッドの上で意識を失う。寝場所がなくなった彼女は、一人ソファーで寝ていた(ようだ)。


It is no use crying over spilt milk.(後悔先に立たず) ただ、やはり彼女にはとても悪いことをした。

6月18日。相変わらず今日も晴れ。干ばつになるのではないかと、危惧してみるが、ニュースを見ても特にあわてていないようだ。どうやらこれがNYCでは普通の気象らしい。


昨晩は夕飯も食べずに就寝。これでもか、というぐらいに良く寝た。疲れが完全に飛んだようだ。やはり睡眠は人間にとってとても重要な生理現象なんだろう。


朝ごはんを食べる前に、なんとなくテレビを見ていたら、急に用を足したくなった。なんとなくトイレに赴き、用をたす。


ふー。終了。今日も頑張ろう!。っと決心して、愚かな昨日の過去を洗い流すようにトイレをFlushする。


「あれ、流れない。。。嘘でしょ???」


諦めずにもう一度Flush!しかし、水が徐々に増えるだけで、全く流れない。。。そのうち、水嵩が上がり、いよいよ便器を超えてあふれ出す。。。


「Oh, No!」


みるみる洗面所は水浸しへ。幸いに、排出物は最初に流れていたため、きれいな水だけがあふれ出す。といっても、どこまできれいな水かは分からない。。。まるでドラマの1シーンのように、面白いようにあふれ出す水に、何もできずあわてる自分。


同じく起きたばかりの彼女に、思わず大きな声で、「スッポン買ってきて!!!」と叫ぶ。彼女も、英語は分からずともスッポンの形は分かるはずで、きっと見つけてくるだろうと、期待を胸に、溢れあがった水と格闘。そして、しばらくたって彼女が帰宅。



「スッポンなかったよ。。。」




スッポンって日本のみの文化なのか?と懐疑的になるものの、とりあえず、洗面所の「洪水」をある程度収拾つけて、自分も冷静さを取り戻す。そう、今日は13時までにクイーンズにあるレンタル家具屋にDVDを取りに行かなくてはならないのだ。


トイレのふたは閉めて、とりあえずスッポンと朝食を求めて外出。向かいにあるduane readeに行くと、それらしいものは置いてあるものの、ポンプの部分しかなく、柄が付いていない。


「こっちの人は、直接手でこのポンプを扱うのか???」


と不思議に思うものの、「いや、そんなことはない」と信じる。でも、おなかがすいている自分は徐々に不機嫌に。一旦スッポン探しの旅は中断して、向かいにあるDeliでベーグルとエッグプレート、そしてフレッシュジュースとヨーグルトを買って、しばし休戦。


食後、再び戦闘態勢へ。先ほどとは違う薬局に向かう。そこで初老の店員に、なれない英語で、「I want some tools to use when my toilet is out of order! I want some pump to pressure the toilet!」今思うと、この英語はとても怖い。「トイレが壊れているときに使う道具がほしい。トイレに圧力を加えるポンプが欲しいのだ」。


いったいどんな道具なのだろう?


ただ、ポンプで理解してくれたらしく、初老の店員は、「Oh, it's a plunger!」と教えてくれた。でも、ちょうどこのお店のplungerは売り切れてしまっているようだ。


(注) plunger: a piece of equipment used for clearing kitchen and bathroom pipes, that consists of rubber cup fixed to a handle(OXFORD DICTIONARY)

    →やはりhandleが付いている!!

もう一度初めのお店に向かい、「I am looking for a plunger!」と聞くと、すぐさま「Upstairs」と教えてくれた。でも、やっぱりrubber cupしかない!っと、彼女がhandleを発見!これで見事「plunger」が完成した。


レジで購入する際、店員の女性が「Everyone needs the plunger!」と励ましの声をかけてくれた。そして、いざ部屋に帰ってトイレと格闘。10分後、いよいよきれいに水が流れ終了。住み始めて3日目にして災難にあったが、とても良い経験になった。


その後、12時ぐらいにレンタル家具のあるクイーンズに電車で向かう。クイーンズは初めて訪れるが、ボストンの街並みにとても似ていて、英国情緒あふれる町であった。地下鉄を降りて15分程度したら、お目当てのレンタル家具に到着。少し体調の崩していた彼女もレンタル家具に着き元気を取り戻す。DVDを受け取り、駅前にあるBoston Marketという鳥肉料理屋で昼食をとる。この鶏肉料理屋、正直美味しい!!!Fast Food Shopであるにも関わらず、味もしっかりしている。しかもキャンペーン中ということもあって、二人で大量の鶏肉をたった$15ドルで食べられた。満足して電車に乗り、今日こそは5th Aveを堪能するべく、59th Streer & 5th Aveで下車。いわゆる高級ブティック店を横目に、Window Shoppingを楽しんでいると、見慣れた文字が。


Harry Winston!


何かと思い出のあるお店。NYCが本店ということで、豪華な建物の前には、ダックスフンドのようなリムジンが停車している。やはりセレブご用達のお店のようだ。


自分は、Tommy Filfigerにてセール中の服を買い、またH&Mで彼女と自分も服を買う。その後、ロックフェラーセンターで軽く写真を撮って、今晩予約していたMamma Miaのチケットを受け取りに行く。タイムズスクエアにあるTickets売り場で買えばもちろん安く済むのだが、かなり並ぶ上に、中々いい席が取れない。このようなとくは、若干高めでも、エージェントにお任せするのが確実だ。


一旦部屋に戻り、しばし休む。寝てしまうと起きられなくなる可能性もあるため、なんとか寝ないように努力して、19時、部屋を出て、目指すはWinter Garden Theatre!このミュージカルを見るのは初めてであったが、Comedyたっちでかつ英語もeasyで楽しかった!ただ、後半は眠さが勝り、少し眠りこけてしまった。。。


ミュージカルが終わり、時間は22時30分。いい時間だ。2日目に不動産業者から教えてもらったNYCで人気というラーメン屋「TOTTO」に赴き、私は味噌ラーメン、彼女は塩ラーメンを頼み、サッポロビールを飲む。ラーメンの存在にはかなり落ち着いたが、自分にはやや塩辛すぎた感があり、正直な感想としては、いまいちだったように思う。


帰宅は23時30分。いよいよ明日は彼女のNYCステイ最終日。ずっと引っ越しの手伝いをしてくれた彼女に、NYCの観光に連れて行こう!そして夕飯は少し豪勢に食べようか。。。

6月17日。この日も朝から晴天。NYCに雨は降らないのではないかと心配になるぐらいに、毎日が晴天続きだ。


朝食は、昨晩彼女がふた口しか食べなかったピザの残りと、マンションの一階にあるスタバで買ってきたフォカッチャとカフェラテ、グリーンティーラテ。昨晩あまり食べていなかった二人は、ペロッとこれらの食べ物を平らげる。そして、今日の一日の予定は、まずは大学に足を運び、その後はセントラルパークを歩いて、そのまま5番街を散策する予定だった。


そうそう、その前に、DVDの手配をしなければ。というのも、昨日レンタル家具業者が運んできたDVDプレイヤーは見事region free対応ではなかったため、日本から持ち込んだDVDふが見られないというショッキングな事態に陥っていた。しかも、三色コードが付属されておらず、自分で購入した始末(30ドル程度かかった)。。。このため、あと一つのレンタル家業者(※1)に電話をして、明日13時頃に受け取りに行く旨連絡を取った。


よっし、いよいよ大学に行ってみよう!


早速50th Street & Broadwayの①ラインにて116St Columbia Universityへ。


なぜColumbia Universityに決めたのか。そう、もともと会社内の選抜試験にクリアした当初は、この大学は留学先として具体的にイメージしていなかった。むしろ、ボストンにある大学か西海岸にある大学か、という漠然としたイメージを持っていた。しかし、この大学への留学を強く志望するに至った決定的なイベントは、2009年1月に両親とNYCに旅行に行き、その際にColumbia Universityに立ち寄ったことである。

キャンパスに入った瞬間、この大学が有する荘厳な建物に感嘆しつつ、またその歴史にも感銘した。さらには、NYCという都会で、無機質なイメージの街の中に、ここまで自然溢れるキャンパスがあることは、とても驚いた。しかし、その大学院への入学は多くの資料が「至難の業」であることを記しており、正直記念訪問のような気でいた。しかも、自分の希望分野はファイナンス・金融工学であり、もっとも人気の高いコースでもある。無理であろう、その思いが自分の頭の中の多くを占めていた。


「全くを持って、人生とはどうなるのか分からないものである。」


地下鉄の駅を降りて、早速キャンパスの中へ。College Walkと呼ばれる東西を結ぶ学路を歩いていると、左側にはLow Memorial Libraryが、右側にはButler Libraryが見える、天気は快晴、素晴らしい青空に映える真緑の芝生と噴水。


「幸せ。」ドキドキ


サマープログラムの授業が予定されているLewisohn Buildingと、自分が主に所属するMathematics Buildingを眺め、またビジネススクールの前をとおる。今はVisitorだが、あと数カ月すれば自分もここのStudentになる。喜びを噛みしめながら、大学内にある購買部へ。そこには大学のグッズが多く置いてあり、自分もポロシャツを、彼女はネックストラップを購入!これで二人は間違いなくColumbinan!


数日後の授業開始を楽しみにして、大学を後にする。その後、昨日大きさの間違ったベッドシーツを交換しに、再度Lincoln Center(66th Street & 8th Ave)で下車して、Bed Bath & Beyondへ。シーツのほか、キッチン用具も幾つか購入して、一旦家に戻る。


50th Street & Broadwayの駅を降りて、途中にあるDeliでお昼ごはんを調達。ここのDeliは、中華、洋食はもちろん、白飯も置いており、これからもかなり活用できそうな予感。彼女もフルーツを購入して、自宅にて朝食を食べる。思わず勢い余って、お昼からビールを2本あける。。。眠くなってきた。。。


でも、今日はまだまだ予定あり!再び①ラインにてColumbus Circle(59th Street)へ。セントラルパークの入口にて、サングラスをかけた自由の女神(といっても男)に出会い、思わず彼女は一緒に写真を撮る!その後、しばらく歩いてマンハッタンを望める芝生へ。さらに眠くなってきた。。。


なんとか頑張ってセントラルパーク内を歩き、89th Street & 5th Aveに出る。南下をつづける中で、自分がものすごい眠気に襲われていることに気づく。。。やばい、歩くのもままならない。。。途中休み休み歩きながら、なんとか地下鉄の59th Street & 5th Aveまで来た。しかし、とてもじゃないけど、もう歩けない。。。彼女に謝って、今日はここでお開き。地下鉄に乗って自宅へ。


その後布団に直行し、夕飯も食べず、風呂も入らずお眠りへ。。。どうやら彼女はその後いったん起きたらしいのだか、自分は全く気付くことなく熟睡。3時ごろに一旦目が覚めたものの、その後またまた熟睡。


今思うと、彼女には大変申し訳ないことをした。。。そんなこんなで、1日が終了。


※1 NYCのマンションは一般的に家具は付いていない。といっても、Higher Classであれば、冷蔵庫(Refrigerator)と、電子レンジ(Microwave)、そして食器洗い機(Dish Washer)は配備されている。そのほか、ソファーやベッド、ダイニングテーブル等はレンタルするのが一般的。多くの場合、日本人だとチャーチル家具、コーシン家具の2社を利用することが多いようだ。