お待たせしましたー!
中国新聞(中国地方の新聞です)のコラム(全8回)を今日から紹介してこうと思います。
題して!ニューヨーク仕事日記!その1(笑)
m(_ _)m4649お願いします。
私がニューヨークのネイルサロンでバイトした初日のことだ。
オーナーはベトナム人夫婦で、働いている人はマレーシア人男性、中国人のお姉さんたち。
一人だけメキシコ人のおばちゃんがいて、いかにもダウンタウンのブルックリンにはありがちなサロン。
そして安さにたまげた。マニキュア500円くらい、ペディキュア1200円くらい。日本ではマニキュア4千円、ペディキュアは5千円くらいが相場。なんで安いかはすぐ分かった。
スピード勝負!
常連客は私を知らないから、私が仕事に掛かろうと席に着くや否やお店に響き渡る声で「チェンジ!」。そして、2度目も「チェンジ!」。ちょっと反抗してみたものの、渋々席をほかの人に譲る。
ランチタイムは控室に炊飯器があって、いつもオーナーがスタッフ用にタイ米みたいなの炊いているので、そこらへんにあった食品保存容器のふたによそい、塩をかけてスプーンで食べていた。マレーシア人のお兄さんがかわいそうに思ったのか、彼の買って来た炒め物を好きなだけ食べろとくれた。
お客は帰る間際の2人だけ。初日はこんな感じなんだ、と思いながら15㌦握りしめて、がっくり肩を落としてサロンを後にしてたら、ものすごい勢いでオーナーが近付いて来た。
何事ッ!!と思ったら、オーナーは20㌦渡して「また明日ね。がんばってね」と、それだけ言って走って戻って行った。私はうれしくて、涙が止まらなかった。こんなにうれし泣きの帰り道はなかった。
その2へ続く。。。
Happy Time